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【2018ドラフト】埼玉栄・米倉、東京ガス・笹川ら指名漏れとなった実力者たち

2018 10/27 11:00勝田聡
バッター,ⒸShutterstock.com
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埼玉栄高の米倉、DeNA・細川の弟がプロ入りならず

根尾昂、藤原恭大(ともに大阪桐蔭高)、小園海斗(報徳学園高)が予想通りに1位で入札され、幕を開けたドラフト会議。以降も吉田輝星(金足農高)、渡辺勇太朗(浦和学院高)、野村佑希(花咲徳栄高)ら甲子園を沸かせた選手が次々と名前を読み上げられていく。

一方で、注目されていながら指名されなかった選手もいる。米倉貫太(埼玉栄高)もそのひとりだ。180センチを超える長身から繰り出されるストレートは140キロを超え、早くからプロのスカウトも注目していた。しかし、育成ドラフトでも名前は呼ばれることはなく、無念の指名漏れとなってしまった。

細川成也(DeNA)を兄に持つ細川拓哉(明秀日立高)も指名はなかった。チームメイトである増田陸が巨人の2位で指名されただけに、悔しさは大きいはず。次なるステージで実力をつけ、兄、そしてチームメイトに追いつきたい。

高卒でのプロ入りはならなかった選手は、大学もしくは社会人で野球を続けることになる。社会人に進めば3年後、進学なら4年後のドラフト会議で指名されることに期待したい。

【主な高校生の指名漏れ選手】

  • 米倉貫太(埼玉栄高/投手)
  • 細川拓哉(明秀日立高/投手)
  • 鶴田克樹(下関国際高/投手)

名城大・栗林、駒澤大・白銀ら実力者が指名漏れ

大学生は投手、野手ともに前評判の高かった選手が指名漏れとなった。投手では最速150キロを超える栗林良吏(名城大)と、サイドスローから150キロ近いストレートを投げる白銀滉大(駒澤大)の名前が読み上げられなかった。

その他、法政大で左右二枚看板と言われている菅野秀哉と森田駿哉も指名されていない。1年春にデビューした森田だが、その後ケガに悩まされ、復帰したのが今年の春だった。故障明けということがネックとなったのかもしれない。

日本代表経験もある国際武道大の左腕・伊藤将司も指名漏れだ。この伊藤も故障明けということで敬遠された可能性がある。

野手に目を向けると外野手に指名漏れが目立った。逢澤峻介(明治大)、向山基生(法政大)、長沢吉貴(日大)と日本代表経験がある選手も涙を飲んだ。外野というポジションが、プロ入り後に他のポジションからコンバートしやすいことが要因のひとつだろう。

法政大は4名が指名届を提出したが、中山翔太(ヤクルト2位)のみの指名となり、3名が指名漏れとなっている。

【主な大学生の指名漏れ選手】

  • 伊藤将司(国際武道大/投手)
  • 菅野秀哉(法政大/投手)
  • 森田駿哉(法政大/投手)
  • 白銀滉大(駒澤大/投手)
  • 栗林良吏(名城大/投手)
  • 山本隆広(関大/投手)
  • 逢澤峻介(明治大/外野手)
  • 向山基生(法政大/外野手)
  • 長沢吉貴(日大/外野手)

「大谷世代最後の大物」笹川も指名ならず

社会人では、笹川晃平(東京ガス)と松本桃太郎(ホンダ鈴鹿)のタイプの違う打者2人が指名漏れとなった。「大谷世代最後の大物」とも言われ、右の長距離砲として注目されていた笹川。仙台大時代にリーグ歴代最多の120安打を放ち、当時から安打製造機として知られていた松本。彼らは来年も社会人野球で戦うことになるだろう。

投手では岡野祐一郎(東芝)、高橋拓巳(日本生命)、平尾奎太(ホンダ鈴鹿)が涙をのんだ。特に高橋は先発、中継ぎと柔軟に対応でき、しかも左腕ということで中位から下位での指名が予想されていた。

【主な社会人の指名漏れ選手】

  • 岡野祐一郎(東芝/投手)
  • 高橋拓巳(日本生命/投手)
  • 平尾奎太(ホンダ鈴鹿/投手)
  • 笹川晃平(東京ガス/外野手)
  • 松本桃太郎(ホンダ鈴鹿/外野手)
  • 谷田成吾(四国・徳島/外野手)

このように今年も各カテゴリーで有力とみられていた選手たちが指名漏れとなった。しかし、当然ながら今年だけで終わらないドラフト会議、チャンスは再び訪れる。諦めずに次のステージでプレーし続けて欲しい。

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