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広島カープ球団史上初の3連覇 ツバメ一飲みで27年ぶり地元V

2018 9/26 21:04SPAIA編集部
野球ボール,ⒸShutterstock.com
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広島カープ初の3連覇

広島カープは9月26日のヤクルトとの首位攻防3連戦初戦を10-0で勝利し、セ・リーグ史上2球団目、球団初のリーグ3連覇を達成した。本拠地球場での優勝確定は1991年以来27年ぶり。

広島は23日のDeNA戦に勝利しマジック「1」で優勝に王手をかけたが、DeNAに連敗。ヤクルトとの3連戦で一度でも引き分ければ優勝が決まる状況だった。

初回一挙5得点、守備も隙なし

ペナントを目前にしながら、ここ一番で打てなかった打線が初回から火を噴いた。先頭打者の田中がセンター前ヒットで出塁すると、2番手菊池が初球できっちり送りバント。昨日5打席3安打と調子を上げてきた丸がタイムリーを放ち効果的に先制点を挙げた。

その後も打線は止まらず、続く鈴木が一度もバットを振ることなく四球を選択すると、7番手の野間までの全員タイムリーと會沢の犠牲フライで一挙5点を挙げた。

5回以降も野間、松山がこの日2度目のタイムリーを放つなど17安打で10点を挙げ完勝した。

ヤクルトは4回、無死満塁でバレンティンが一飛、雄平が併殺に倒れ絶好機を逃した。その後も絶好調の九里の前に打線がつながらず、試合後半に驚異の粘りを見せる打線も9回に登場した広島の「守護神」中崎に屈し三者凡退、わずか2安打で無得点に終わった。

リーグ制覇へあと1勝に迫った状況でDeNAに連敗を喫していた赤ヘル軍団。マジック対象となるヤクルトを前にどこか上の空だった空気が一変、一切の隙を見せず首位攻防3連戦初戦で一飲みにした。

広島は8試合を残し78勝55敗2分。4月25日以降一度も首位を明け渡すことなく球団の歴史に新たな栄光を刻んだ。