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4年目・岡本和真が25本塁打78打点 Gの大砲候補が山田哲人、松井秀喜氏に迫る

2018 8/28 07:00栗栖章
ⒸShutterstock.com
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岡本と山田の比較

巨人・岡本和真の躍動が止まらない。8月の岡本の本塁打は既に7本。シーズンを通しても25本と安定して本塁打を放ち、打率も.306、打点は78と巨人の4番打者にふさわしい活躍を見せている。

昨季まで通算35試合しか出場していなかった岡本だが、高卒4年目の今季、一気に成長を遂げた。そんな彼を見て思い出すのが山田哲人だ。

山田も4年目に躍進した内野手。脚の速さに関しては違うが、打撃は山田を彷彿とさせる。2人の高卒4年目までの成績を比べてみよう。


山田哲人と岡本和真の成績比較


ⒸSPAIA

山田哲人は徐々に試合数を伸ばし、高卒3年目で既に94試合に出場。さらに翌年ブレイクを果たした。一方で岡本は1年目から17試合に出場したものの、翌年以降試合数を減らしてしまった。しかし2018年にブレイク。昨年度の成績から成長を遂げた。

2人はやや成長の曲線が異なるものの、共に4年目でのブレイクだ。岡本にも山田のような長い活躍を期待したい。

松井秀喜氏にも劣らない!

一方で巨人の大先輩である松井秀喜氏も高卒から既に活躍を見せていた。しかし、松井は岡本以上のスピードで成長を遂げていた。

松井氏はなんと高卒2年目から130試合に出場。打率.294、20本塁打を放つ活躍を見せていた。さすがはメジャーリーグにまで渡った選手だと思い知らされる。

松井氏は高卒4年目で、打率.314、38本塁打、99打点の成績を残した。しかし、岡本もまだまだこれからの選手であることも事実。本塁打で差があるが、その他のここまでの成績は劣っていない。

松井氏に追いつけるかもしれない……。そんな希望すら抱かせてくれる成績だ。山田哲人、松井秀喜氏の成績に追る岡本には大きな期待が懸かかっている。