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オリックス・山田、山本失速 厳しい投手事情で登板過多に

2018 8/22 13:00栗栖章
プロ野球,パリーグ,オリックス,山田修義,山本由伸,條辺剛
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驚異的な登板ペース

19日に京セラドーム大阪で行われたオリックス対ソフトバンクの試合は、4対8でソフトバンクが勝利した。この試合で負け投手となったのは山田修義だったが、インターネット上では「山田を責められない」という声も漏れ聞こえた。

というのも、山田は8月に入ってから驚異的なペースで登板を重ねており、それによる疲労のために打たれたことが想像できる。そのため、「これだけ投げれば打たれるのも仕方ない」という意見が飛び出していたのだ。

では、山田はどのようなペースで登板を重ねていたのか。下表にまとめた。

山田は8月2日に一軍登録されてから、なんとオリックスの試合があった16日間のうち、13日間も登板している。ワンポイントでの登板もあったためイニングは10回だが、いくらなんでも登板が多すぎることは明白だ。19日に0.1回を投げて4失点(自責点は3)と失点したことが責められないのも無理はない。

ここまで29試合に登板していた澤田圭佑の故障、金子千尋やアルバースら先発陣の相次ぐ離脱に伴い、投手のやりくりに苦労しているのは否めない。とはいえ、これだけの登板があると、失点したこと以上に今後怪我をしないかどうかも心配になってくる。このペースでの登板を重ねれば後に故障してもおかしくはない。

山田修義

ⒸSPAIA

期待の2年目右腕も……

また、不安が残る投手はもう一人いる。高卒2年目で飛躍を遂げている山本由伸だ。山本はチーム3位となる45登板と投げに投げている。7月の終わりまでは防御率1.41の好成績を収めていた。

だが8月に入ると、9日に3失点、12日に2失点、19日に1失点と打たれる場面が目立つ。疲労が溜まっているのではないか……と考えるファンも多いだろう。さらに心配なのが、故障以上に今後山本のプロ野球人生が早くに幕を閉じてしまうのではないかという懸念だ。

かつて巨人に條辺剛という投手がいた。 條辺は高卒2年目から頭角を現して46試合の登板を果たし、3年目も47試合に登板したが、度重なる登板のためか肩を故障。 その後は成績が振るわず、わずか24歳で現役を引退することになった。

素晴らしい素質を持っている、と多くのファンや解説者が口をそろえる山本。今後故障をしないこと、そして、何よりも登板過多にならないことを願いたい。

※数字は2018年8月19日終了時点

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