セ・リーグは山田以外にも多くの候補者が!
日本のプロ野球において「3割・30本塁打」は野手にとって強打者の勲章でもある。山田哲人(ヤクルト)、柳田悠岐(ソフトバンク)がトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁以上)を達成したことで簡単に見えてしまうが、ここ数年を見ても達成者は多くない。現に昨シーズンはホセ・ロペス(DeNA)と柳田のふたりしか達成しておらず、ハードルは高いと言える。
ところが例年以上に達成に期待がかかる選手が多い今シーズン、セ・リーグの本塁打王争いを見ると、ウラディミール・バレンティン(ヤクルト)と並び、筆頭格の山田哲がトップを走る。後半戦開幕から順調に数字を伸ばし現時点で、打率.307、22本塁打、加えて21盗塁と3割30本塁打だけでなく3度目のトリプルスリーへ向け、視界良好だ。
その他、昨シーズンはセ・リーグ唯一の達成者だったホセ・ロペスと筒香嘉智、宮﨑敏郎とクリーンアップトリオが揃って射程圏内。
首位を走る広島は丸佳浩が20本塁打を放っており、早くも自己最多の23本塁打を更新しそうなペースだ。今シーズン中に国内FA権取得するため、成績に注目が集まっている。
今シーズン大ブレイクを遂げている岡本和真(巨人)も打率.300、17本塁打と達成可能な数字を残している。今シーズン初めてのレギュラー獲得という岡本は、年間を通して試合に出続けた経験がない。疲れが溜まってくるこれからの季節、どう乗り越えていくかが鍵となりそうだ。
【セ・リーグで3割30本塁打に期待がかかる選手】
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