汚名返上の活躍
不祥事の汚名を返上するかのように奮起している投手がいる。それは巨人の山口俊だ。
6月23日に行われたヤクルト戦では、9回を投げて完投勝利を挙げた。これで5度目となった完投は、同僚の菅野智之と並んで12球団トップの数字に。また同時に、12試合に先発し88回を投げたことにもなった。6勝5敗と貯金は1つだが、チームのリリーフ投手を休ませるなど、貢献度は高いと言っていい。
意外に感じるファンもいるかもしれないが、山口は規定投球回に到達したことがない。だが、このままのペースで投げ続けることができれば、初の規定投球回到達も叶うだろう。ちなみに、先発転向後の成績は以下の通りだ。
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「1年活躍すると次の年は成績が落ちる」、いわゆる“隔年投手”の傾向が見える。4試合の登板に留まり、思うようなプレーを見せられなかった昨季。しかし、今季は前述通りの活躍を見せているように感じる。