筒香のバットが炸裂!
5月20日に東京ドームで行われた巨人対DeNA戦は、DeNAが2-10で勝利した。この試合は、合計8本塁打が飛び出す空中戦で、このうち3本は筒香嘉智が放ったもの。筒香はシーズン本塁打数を11に伸ばした。
20日時点の本塁打ランキングは、同僚のホセ・ロペスが14本、ウラディミール・バレンティン(ヤクルト)が12本、山田哲人(ヤクルト)と筒香が11本で並んでいる。筒香はこの試合の複数本塁打で、上位との距離を一気に詰めた。
5月20日に東京ドームで行われた巨人対DeNA戦は、DeNAが2-10で勝利した。この試合は、合計8本塁打が飛び出す空中戦で、このうち3本は筒香嘉智が放ったもの。筒香はシーズン本塁打数を11に伸ばした。
20日時点の本塁打ランキングは、同僚のホセ・ロペスが14本、ウラディミール・バレンティン(ヤクルト)が12本、山田哲人(ヤクルト)と筒香が11本で並んでいる。筒香はこの試合の複数本塁打で、上位との距離を一気に詰めた。
1試合3本塁打と言えば、伝説の本塁打男ラルフ・ブライアント(近鉄)が1989年にシーズンで4回達成。このシーズンにブライアントは49本で本塁打王を獲得している。
また、2012年にもバレンティンが1試合3本塁打を2回達成している。この年もバレンティンは31本で本塁打王となった。落合博満(当時・ロッテ)も2回達成した1985年に51本で本塁打王。2試合で6本塁打を稼ぐのだから、当たり前と言えば当たり前かもしれないが、本塁打王に輝く選手は多い。
一方で、カリーム・ガルシア(オリックス)は、2試合連続で3本塁打を達成したが、シーズン21本で本塁打王になることは叶わなかった。
さらに、田淵幸一(当時・阪神)も1973年に1シーズンに2回の1試合3本塁打を達成し、シーズン37本塁打を放ったが、本塁打王とはならず。というのも、1960年代から1970年代にかけては、“世界のホームラン王”こと、王貞治が毎年のように本塁打王を獲得していたのだ。この年も王は51本塁打を放ち、本塁打王になっている。抜くことが出来ないのも無理はない。
果たして筒香はどうなるか。気が早いが、この試合を見て本塁打王争いが面白くなったように思う。
最後に余談だが、変わり種としては、1988年5月28日の石橋貢(大洋)のように1試合3本塁打を達成しながら、シーズン3本に終わった選手もいる。それどころか石橋は通算本塁打すら6本しかなかった。石橋にとっては人生最良の試合だったに違いない。