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広島・丸が負傷 日本記録更新は難しくなった?

2018 5/1 17:01栗栖章
広島カープ,春季キャンプ
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ⒸSPAIA

日本記録更新は難しい……?

4月29日、広島の丸佳浩が一軍登録を抹消された。丸は28日に行われた阪神戦で、5回に飛球をダイビングキャッチした際に負傷交代していた。今シーズンここまで25試合に出場して、打率.312、5本塁打、16打点を記録していた丸の離脱は、チームにとって大きな痛手となることは間違いない。

丸のチームへの貢献度は打率や本塁打だけに留まらない。今季は36四球を選び、安打以外でも出塁しているのだ。その出塁率はなんと.545。1974年に王貞治が記録した日本記録、.532を上回る数字だ。このシーズンで王は130試合で、同じく日本記録となる158四球、45故意四球を記録している。

一方の丸はここまで25試合で36四球、2故意四球。143試合に換算すると、205四球、11故意四球となる。四球では日本新記録を更新する可能性があったのだ。

それだけに、今回故障により離脱となったのは残念。昨季、近藤健介(日本ハム)が、打率.413を記録しながら故障によりシーズンを終えたが、それと同じ無念がある。早期回復を果たして、今度は出塁率の日本記録を更新する場面を見たいところだ。