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開幕一軍切符を手に入れた新人は13名!

2018 3/29 17:50mono
野球
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新人は13名が開幕一軍切符

昨年のドラフトで指名された新人選手のうち13名が開幕一軍スタートとなった。先発投手としての起用が予想されている投手では、田嶋大樹(オリックス)のみ登録されている。東克樹(DeNA)は開幕ローテーション入りとなっているが、登板日の兼ね合いで登録はされていない。

注目を浴びていた清宮幸太郎(日本ハム)、安田尚憲(ロッテ)といった高卒ドラフト1位のスラッガーたちは二軍スタートとなった。また、高卒で一軍入りを果たした選手はおらず、独立リーグ経由で実質高卒2年目となる伊藤翔(西武)が最年少となる。

スタメン候補はだれだろうか。神里和毅(DeNA)はすでにアレックス・ラミレス監督が7番・右翼でスタメン起用を発表しており、アクシデントがなければそのまま出場となる見込みだ。また、ロッテの藤岡裕大、菅野剛士らもスタメン起用が濃厚となっている。ロッテにおいて開幕戦で新人が2名以上名を連ねるのは1997年(小坂誠、清水将海)以来、21年ぶりの快挙となる。井口資仁新監督へ新人パワーで初勝利を届けたい。

【開幕一軍(新人)】
ソフトバンク:なし
西武:伊藤翔(3位)
楽天:なし
オリックス:田嶋大樹(1位)、山足達也(8位)
日本ハム:西村天裕(2位)
ロッテ:藤岡裕大(2位)、菅野剛士(4位)
広島:なし
阪神:島田海吏(4位)
DeNA:神里和毅(2位)、宮本秀明(7位)、楠本泰史(8位)
巨人:大城卓三(3位)、田中俊太(5位)
中日:鈴木博志(1位)
ヤクルト:なし

この春に育成契約から這い上がった4名

この春のキャンプ以降に育成契約から支配下登録された選手のなかでは、4名が開幕一軍を勝ち取った。2月以降に育成から支配下となった選手は6名いたが、その2/3が開幕一軍切符をつかんだ格好だ。

堀内汰門(ソフトバンク)は高谷裕亮、栗原陵矢と捕手陣に相次ぎ故障が発症したことでチャンスが巡ってきた。そのまま、一軍定着を目指したいところ。2年目の榊原翼(オリックス)は昨シーズン、二軍で2勝1敗3セーブ、防御率1.46と中継ぎで力を発揮。今シーズンは一軍でその働きを見せたい。

田川賢吾(ヤクルト)は支配下でのドラフト指名だったが、育成を経て再び支配下登録を勝ち取った。一軍初登板を目指したい。巨人の高木京介は野球賭博の一件からの復帰となる。

【開幕一軍(2月以降育成から支配下)】
ソフトバンク:堀内汰門
西武:なし
楽天:なし
オリックス:榊原翼
日本ハム:なし
ロッテ:なし
広島:なし
阪神:なし
DeNA:なし
巨人:高木京介
中日:なし
ヤクルト:田川賢吾

故障により一軍から外れたのは?

一方で故障などの影響もあり、開幕一軍入りとはならなかった選手もいる。角中勝也(ロッテ)もそのひとりだ。オープン戦で腰を負傷したことから大事を取っての二軍スタートとなる。首位打者2度の安打製造機が復帰するまで、残ったメンバーで凌ぎたいところだ。

ベテランの新井貴浩(広島)もふくらはぎを痛め開幕は二軍スタート。2004年以来14年ぶりとなる。早くても4月末以降の復帰となりそうだ。

オリックスの主砲・T-岡田も一軍入りはならなかった。故障による出遅れから始まったキャンプだったが、最後まで調子は上がらず調整後に一軍昇格を目指す。

その他には雄平(ヤクルト)、中谷将大(阪神)らも二軍スタートとなった。