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開幕投手予想あり!プロ野球開幕戦の見どころを紹介!

2018 3/28 18:00mono
菅野智之
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ⒸSPAIA

セ・リーグ

セ・リーグの3カードから見ていきたい。※()は予想先発投手

・広島(野村)vs.中日(小笠原)

昨シーズン優勝を果たした広島は、本拠地・マツダスタジアムで中日と対戦する。予想される先発は2016年に最多勝・最高勝率のタイトルを獲得した野村祐輔。オープン戦では4試合に登板し防御率3.79の成績を残している。打線を見るとベテランの新井貴浩が離脱したものの、鈴木誠也が復帰し、ほぼベストメンバーで開幕を迎えることができそう。一方の中日は高卒3年目・小笠原慎之介が、初の開幕投手となりそうだ。ドラフト1位ルーキーの鈴木博志がオープン戦6試合で無失点と好調。若い力でBクラスからの脱却を図りたい。

・巨人(菅野)vs.阪神(メッセンジャー)

2005年以来13年ぶりの優勝を目指す阪神は、東京ドームで巨人と対戦する。先発を任されるのは、4年連続5度目の大役となるランディ・メッセンジャーが濃厚。キャンプ中盤にアクシデントがあり、離脱したものの開幕戦には間に合わせてきた。また、4番での出場が濃厚な新外国人ウィリン・ロサリオにも注目が集まる。助っ人の力で開幕戦勝利をもぎ取りたい。巨人は2年ぶり4度目の開幕投手となる菅野智之。巨人だけでなく、球界のエースとなった菅野は開幕戦において3戦3勝。球団最多となる4勝目を目指す。吉川尚輝、岡本和真と若い選手もスタメンに名を連ねることになっており、ヤングパワーで昨シーズン2位の阪神を倒したいところ。

・DeNA(石田)vs.ヤクルト(ブキャナン)

先発投手陣に故障が多発しているDeNAは2年連続で石田健大が開幕投手を務める。昨シーズンはヤクルト相手に敗戦投手となっており、1年越しのリベンジを果たしたいところ。打線を見ると、ラミレス監督は主砲・筒香嘉智が今シーズンは3番として起用することを明言。相手投手は避けることができなくなり、勝負される機会は増えそうだ。開幕戦から横浜の夜空へアーチをかけることができるだろうか。最下位からの浮上を目指すヤクルトはエース・小川泰弘が離脱中。2年目のデービッド・ブキャナンが開幕投手となっている。そのヤクルトの注目はメジャーから復帰した青木宣親だろう。復活にかける山田哲人と新旧の背番号1でチームを上位へと導きたい。

パ・リーグ

続いてパ・リーグの3球団を見ていきたい。※()は予想先発投手

・ソフトバンク(千賀)vs.オリックス(西)

昨シーズンの王者であるソフトバンクは千賀滉大が先発する。捕手陣を始め故障が多く、心配されるものの選手層の厚さでカバーしたい。また、名球会入りの条件である2000本安打まであと25本となっている内川聖一の打席も見逃せない。早ければ4月中にも偉業は達成されそうだ。一方のオリックスはオープン戦防御率首位の西勇輝が初の開幕投手となる。12球団でもっとも優勝から遠ざかっているオリックスは、1996年以来22年ぶりとなる優勝へ向け西で弾みを付ける。野手ではオープン戦でブレイクした宗佑磨に注目したい。抜群の身体能力を誇り、躍動感溢れるプレーを見せてくれるはずだ。

・日本ハム(ロドリゲス)vs.西武(菊池)

辻発彦監督2年目のシーズンとなる西武。先発のマウンドに登るのはエース菊池雄星だ。昨シーズンも開幕投手から最多勝(16勝)、最優秀防御率(防御率1.97)とタイトルを獲得。今シーズンも再現を狙いたい。また、『打てる捕手』として期待がかかる森友哉の起用法にも注目が集まる。日本ハムは大谷翔平(現・エンゼルス)が移籍し、有原航平が故障で出遅れるなどやりくりが厳しいなか、新外国人のブライアン・ロドリゲスが開幕投手となる。野手では近藤健介に注目が集まる。昨シーズンはヘルニアの影響で離脱したが、今シーズンはフルシーズン戦い抜いた上で、夢の4割打者を目指したい。

・ロッテ(涌井)vs.楽天(則本)

星野仙一元監督の背番号77を永久欠番とすることを発表した楽天。開幕投手はエース・則本昂大だ。5年連続で最多奪三振のタイトルを獲得するためにも開幕戦から弾みを付けたい。野手ではオープン戦首位打者となった内田靖人に注目したい。日本人大砲候補としてブレイクが期待される。ロッテは海外FA権を行使したが、メジャーリーグへの移籍は叶わずに残留となった涌井秀章が9度目の開幕投手を務める。オープン戦では好投を見せており、昨シーズン結果を残せなかった分も取り返したいところ。野手では藤岡裕大、菅野剛士のルーキーふたりが躍動している。井口資仁新監督の初陣をエース、新戦力で勝利をつかみたい。