セ・リーグ
セ・リーグの3カードから見ていきたい。※()は予想先発投手
・広島(野村)vs.中日(小笠原)
昨シーズン優勝を果たした広島は、本拠地・マツダスタジアムで中日と対戦する。予想される先発は2016年に最多勝・最高勝率のタイトルを獲得した野村祐輔。オープン戦では4試合に登板し防御率3.79の成績を残している。打線を見るとベテランの新井貴浩が離脱したものの、鈴木誠也が復帰し、ほぼベストメンバーで開幕を迎えることができそう。一方の中日は高卒3年目・小笠原慎之介が、初の開幕投手となりそうだ。ドラフト1位ルーキーの鈴木博志がオープン戦6試合で無失点と好調。若い力でBクラスからの脱却を図りたい。
・巨人(菅野)vs.阪神(メッセンジャー)
2005年以来13年ぶりの優勝を目指す阪神は、東京ドームで巨人と対戦する。先発を任されるのは、4年連続5度目の大役となるランディ・メッセンジャーが濃厚。キャンプ中盤にアクシデントがあり、離脱したものの開幕戦には間に合わせてきた。また、4番での出場が濃厚な新外国人ウィリン・ロサリオにも注目が集まる。助っ人の力で開幕戦勝利をもぎ取りたい。巨人は2年ぶり4度目の開幕投手となる菅野智之。巨人だけでなく、球界のエースとなった菅野は開幕戦において3戦3勝。球団最多となる4勝目を目指す。吉川尚輝、岡本和真と若い選手もスタメンに名を連ねることになっており、ヤングパワーで昨シーズン2位の阪神を倒したいところ。
・DeNA(石田)vs.ヤクルト(ブキャナン)
先発投手陣に故障が多発しているDeNAは2年連続で石田健大が開幕投手を務める。昨シーズンはヤクルト相手に敗戦投手となっており、1年越しのリベンジを果たしたいところ。打線を見ると、ラミレス監督は主砲・筒香嘉智が今シーズンは3番として起用することを明言。相手投手は避けることができなくなり、勝負される機会は増えそうだ。開幕戦から横浜の夜空へアーチをかけることができるだろうか。最下位からの浮上を目指すヤクルトはエース・小川泰弘が離脱中。2年目のデービッド・ブキャナンが開幕投手となっている。そのヤクルトの注目はメジャーから復帰した青木宣親だろう。復活にかける山田哲人と新旧の背番号1でチームを上位へと導きたい。