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補強選手レビュー ~2017年シーズン終了時点~

野球グランド
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開幕まで1カ月、新戦力の活躍

 東海や関東地方でも春一番が吹き、2018年シーズンの開幕まで1カ月を切った。ペナントの行方を占う上でカギのひとつになるのは、新戦力の働きぶりだろう。もちろん大きな期待は新助っ人やFA移籍組に寄せられるが、乞われて活躍の場を新天地に移した選手は他にもいる。今回は、そんな彼らにスポットを当てていきたい。

<2017年NPB二軍:奪三振率ランキング>

※奪三振率…9イニングあたりの奪三振数
※30投球回以上の投手を対象


13年ぶりのリーグ優勝を目指す阪神は、FAでDeNAに移籍した大和の人的補償として、尾仲祐哉を獲得した。尾仲は広島経大から2016年のドラフト6位で入団し、17年8月22日の広島戦でプロ初勝利を挙げている。昨季の二軍では奪三振率12.67と、30投球回以上の投手では両リーグトップとなる数値を残した。一軍では制球に苦しんだものの、金本知憲監督が「伸びしろがある」と評したように、ポテンシャルの高さは折り紙つき。2年目の右腕は、新天地でその才能を開花させられるか。

<2015~17年G高木勇:ゴロ割合>

※ゴロ割合…全打球に占めるゴロの割合


今季から西武でプレーする高木勇人も、人的補償で移籍した選手だ。昨季は救援での登板が主だったものの、2015年には規定投球回に到達して9勝を挙げた実績を持ち、FAで退団した野上亮磨の穴埋めを期待されている。高木勇の投球スタイルを見ると、もともとはフライ性の打球を多く打たれる傾向にあったが、昨季は一転して速球でゴロを量産した。昨季の西武は、先発投手がゴロ割合49.5%とリーグで最も高い数字を残しており、高木勇も力を発揮したいところだ。

<歴代NPB:通算打率ランキング>

※4000打数以上の打者を対象
※チームは現所属または最終所属


オフシーズンにおける最大のサプライズが、青木宣親の日本球界復帰ではないだろうか。球団史上ワーストの96敗を喫したヤクルトにとって、メジャーでも継続してヒットを積み重ねてきたベテランの加入は心強いはずだ。その青木はNPB通算打率ランキングの規定打数である4000打数まで、あと100と迫っている。仮に開幕から100打数連続ノーヒットでも通算打率は.321で、順調ならば今季中に一時は歴代1位に躍り出る。希代の安打製造機は、7年ぶりのNPBでチームを上位進出に導く活躍を見せられるだろうか。


企画、監修:データスタジアム

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