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【チーム分析】 ~パ・リーグ~「パ・リーグチーム分析-オリックス、楽天編-」

野球ボール
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Photo by 104000/Shutterstock.com


※文章、表中の数字はすべて2017年シーズン終了時点

オリックス

<2017年オリックス:主な救援投手成績>

※奪三振率…9イニングあたりの奪三振数


昨季は3年連続のBクラスに沈んだオリックス。そんな中で、若手救援投手の台頭は明るい話題だろう。ルーキーの黒木や小林、2年目の近藤が高い奪三振率を記録するなど、ブルペンに欠かせない存在となった。

また、守護神・平野はメジャー移籍でチームを去ったものの、日本ハムからFA権を行使した増井の獲得に成功。福良監督は、すでに抑えとして起用することを明言しており、三振奪取能力に優れたリリーフ陣が形成される見込みだ。

<2017年パ・リーグ:OPS.800以上の打者一覧>

※200打席以上の選手を対象
※OPS=出塁率+長打率


打線に目を向けると、200打席以上でOPS.800以上をマークした選手がリーグ最多の4人を数えた。それでも得点数がリーグ4位に終わったのは、主軸が年間を通して試合に出られなかったことが要因のひとつとして挙げられる。

マレーロはシーズン途中での入団、吉田正とロメロはケガによる戦線離脱が響き規定打席に届かなかった。そうそうたるバッターが名を連ねるだけに、今季は彼らがフルシーズンでグラウンドに立てるかが、大きなカギを握るだろう。

楽天

<2017年パ・リーグ:先発投手成績>

※奪三振率…9イニングあたりの奪三振数
※与四球率…9イニングあたりの与四球数


日本一に輝いた2013年以来、4年ぶりのAクラスに返り咲いた楽天。チームを支えたのは、先発投手陣だ。昨季はエース・則本や実績のある美馬に加え、FAで岸が加入したことで強力なローテーションを形成。この3本柱で533回3分の1を投げ抜くなど、先発投球回はリーグ最多の数字を記録した。

さらに投手としての純粋な能力を示す奪三振率、与四球率もリーグトップとなっており、ここに藤平や安樂、ルーキー・近藤らが台頭してくれば、他球団にとってはこれ以上ない脅威となるだろう。

<2017年楽天:期間別勝率・打撃成績>

※期間…オールスター前後
※OPS=出塁率+長打率


昨季は2番にペゲーロを据えた攻撃的オーダーが功を奏すなど、打線が前半戦首位ターンの原動力となった楽天。しかし後半戦は、故障者が続出したうえに主力が軒並み成績を落とした。

1試合平均得点は1点以上減少し、得点力不足がチーム失速の一因となった。外国人選手を中心とした爆発力は証明済みなだけに、今季はシーズンを通して安定感のある戦いを見せたい。


企画、監修:データスタジアム、執筆者:泉 熙

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