元メジャーリーガーも⁉韓国球界から日本にやってきた助っ人外国人たち|【SPAIA】スパイア

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元メジャーリーガーも⁉韓国球界から日本にやってきた助っ人外国人たち


KBOで活躍したロサリオが阪神に入団

2017年12月に阪神タイガースに入団したウィリン・ロサリオ。韓国球界(KBO)ではハンファイーグルスに2年間在籍し、通算で70本塁打を記録。打率も2年とも.320を越える高い数字を残しており、能力の高さがうかがえる。

しかもこのロサリオ、実はKBOで活躍する前からバリバリのメジャーリーガーであった。MLBではコロラド・ロッキーズに所属し、2012年には28本塁打を記録するなど3年連続2桁本塁打の実績がある選手だ。しかもまだ20代と若く、大きな期待を集めている。

近年、このロサリオのようにKBOを経験した助っ人外国人がNPBにやってくるケースが増えてきた。少し、振り返ってみよう。

KBOからやってきた名助っ人

野手では、かつて横浜ベイスターズや中日ドラゴンズで活躍したタイロン・ウッズが代表的だ。

タイロン・ウッズは斗山ベアーズから2003年に横浜ベイスターズに入団。いきなり40本塁打を放ち、本塁打王を獲得した。翌2004年にも45本塁打で2年連続の本塁打王に輝いている。

2005年から中日ドラゴンズへ移籍すると、2006年には打率.310(523-162)47本塁打 144打点という自己最高の成績を残し、本塁打王・打点王獲得の2冠を獲得するとともに、セリーグ制覇に大きく貢献した。なおシーズン144打点は歴代6位の数字である(2017年シーズン終了時)。結局在席した6シーズンすべてで規定打席到達、35本塁打以上を放つなど、NPB史上でも指折りの助っ人外国人選手であった。

<タイロン・ウッズ>
斗山ベアーズ→横浜ベイスターズ(2003~2004年)→中日ドラゴンズ(2005~2008年)
NPB通算(6シーズン):824試合 打率.289(2940-851) 240本塁打 616打点

NPBで多数の球団を渡り歩いた名助っ人もKBOから

またホセ・フェルナンデスも、長きにわたってNPBで活躍した選手である。2003年、SKワイバーンズから千葉ロッテマリーンズに入団すると、いきなり3割30本100打点の活躍。そして翌2004年には西武ライオンズに移籍し、日本一に貢献した。

しかし、成績もさることながら、その経歴がすさまじい。彼のNPBでの経歴をまとめると

SKワイバーンズ→千葉ロッテマリーンズ(2003年)→西武ライオンズ(2004~2005年)→東北楽天ゴールデンイーグルス(2006~2008年)→オリックス・バファローズ (2009年)→西武ライオンズ(2010年6月~2011年)→東北楽天ゴールデンイーグルス(2012年)→オリックス・バファローズ(2013年7月~同年シーズン終了)

結局NPBでの11シーズンで6度も移籍。しかもすべてパリーグで、西武・楽天・オリックスを2度ずつという、過去に例を見ないほどの経歴となった。もはやファンの間ではフェルナンデスが次のシーズンどのチームに所属するのかを予想するのが恒例になっていたほどだ。

しかし、どの球団でも安定した成績を残し、規定打席に到達したシーズンは打率.280越えが5度。20本塁打以上も5度、80打点以上も6度を数える。通算安打数も1000本を超え、名助っ人として多くのファンに愛された選手だ。

<ホセ・フェルナンデス>
NPB通算(11シーズン):1253試合 打率.282(4566-1286) 206本塁打 772打点

最多勝2度の名投手もかつてはKBOで活躍

投手でいえば、セス・グライシンガーが代表的だ。MLBの複数球団でプレーしたのち、KBOの起亜タイガースで2年間プレー。そして2007年から東京ヤクルトスワローズに入団した。

いきなり16勝で最多勝を獲得すると、翌年は巨人に移籍して17勝で2年連続の最多勝をマーク。抜群の制球力と、魔球のようなチェンジアップ。ストレートにも力があり、面白いほどにNPBの打者を手玉に取っていった。 その後もロッテなどで活躍し、在席した3球団すべてで2桁勝利を挙げる活躍をしている。

<セス・グライシンガー>
起亜タイガース→ 東京ヤクルトスワローズ(2007)→読売ジャイアンツ(2008~2011年)→千葉ロッテマリーンズ(2012~2014年)
NPB通算(8シーズン) 139試合 64勝42敗 630奪三振 防御率3.16
※(2014年もロッテに在籍したが1軍登板は無いため実働は7シーズン)

ホークスのバンデンハークもKBOでは投手2冠の大活躍

現役選手では、リック・バンデンハークが活躍中だ。三星ライオンズから2015年に福岡ソフトバンクホークスへと入団。来日初年度は9勝0敗で負けなしという、素晴らしい成績を収めた。2年目も5月まで負けなしであり、来日からの14連勝を記録した。3年目となった2017年シーズンは13勝7敗と大活躍し、日本一に大きく貢献している。

韓国時代から高い制球力と奪三振力には定評があり、ホークスに入団する前年には三星ライオンズで最多奪三振のタイトルを獲得している(180奪三振)。また防御率3.18もリーグ1位であり、KBOでもかなり名の知れた好投手であった。

<リック・バンデンハーク>
三星ライオンズ→福岡ソフトバンクホークス(2015年~)
NPB通算(3シーズン):53試合 29勝10敗 374奪三振 防御率3.18

あまり力を発揮できなかった選手も

もちろん、KBOを経由した助っ人外国人が全員活躍しているというわけではない。例えば、初めてKBO経由でNPBに入団した助っ人であるホセ・パーラ。彼は1999年に三星ライオンズから読売ジャイアンツへと入団したのだが、わずか12試合の登板で2勝3敗 防御率5.32と結果を残すことができず、1年で退団している。2005年にもオリックス・バファローズに入団したが、この年も8試合のみの登板に終わってしまってしまった。

<ホセ・パーラ>
三星ライオンズ→読売ジャイアンツ(1999年)
※その後再来日し、2005年にオリックス・バファローズに入団
NPB通算(2シーズン):20試合 6勝5敗 45奪三振 防御率4.82

近年だと、野手では千葉ロッテに入団したヤマイコ・ナバーロ、投手ではアンディ・バンヘッケンが、力を出し切ることができずに退団となってしまっている。ナバーロは三星ライオンズから2016年に入団。KBOでは2年間で79本塁打を記録した長打力が持ち味の選手であったが、ロッテでは82試合の出場でわずかに10本塁打に終わってしまった。打率も.217と確実性に欠け、その年限りで退団している。

バンヘッケンは、ネクセン・ヒーローズから2016年に西武ライオンズに入団。KBOでは4年連続2桁勝利、特に2014年シーズンは20勝を挙げたトップ選手だったものの、西武ライオンズでは10試合の先発で0勝4敗と結果を残せず、7月で退団となってしまった(その後ネクセン・ヒーローズに復帰)

<ヤマイコ・ナバーロ>
サムスンライオンズ→千葉ロッテマリーンズ(2016年)
NPB通算(1シーズン):82試合 打率.217(286-62) 10本塁打 44打点

<アンディ・バンヘッケン>
ネクセン・ヒーローズ→埼玉西武ライオンズ(2016年~同年7月)
NPB通算(1シーズン)10試合0勝4敗35奪三振 防御率6.31

打高投低なKBO

KBOは典型的な打高投低だ。2017年シーズン、優勝した起亜タイガースのチーム打率は3割を超えた。日本だと、2017年シーズンでもっともチーム打率が高かったのはカープの.273だが、この数字ですらKBOでは低い方になる。チーム本塁打が200本を超えるチームも珍しくない。一方でチーム防御率はもっとも良いLGツインズですらも4.30。5点を超えてしまうチームも多い。

それでいて、KBOの野球観は、どちらかといえばMLBに近い。とにかく「パワー」が重視される。細かいことはあまりせず、良くいえば豪快、悪く言えば大味な野球が特徴だ。その中でもKBO特有の傾向はある。
特にストライクゾーンに関してはMLBよりもやや厳しい印象だ。日本ほどではないが、MLBよりは厳しい、日本とMLBの中間くらいという感じだろうか。だが、そこに日本球界で活躍するためのポイントが見えてくる。

日本で活躍できる選手のポイントとは

投手でいえば、特にグライシンガーやバンデンハークのように、制球力に優れた選手は、日本でも対応できる可能性は高くなるだろう。もちろん彼らにも一定以上の球威はあるのだが、パワーある打者に対して、コントロールで打ち取ることができる投手、そこがポイントになるのではないだろうか。

野手の場合だと、パワーはもちろんのこと、対応力も判断基準になるだろう。単にパワーに優れた打者であれば、AAA(マイナーリーグ)にもたくさんいるだろう。そうではなく、配球やストライクゾーンなど、さまざまな変化にしっかりと対応できているかどうか。そういった能力を持っている選手が、活躍できるかどうかの基準になるかと思う。

こういった点を考えると、阪神に入団したロサリオはなかなか期待できるのではないだろうか。KBOで2年連続高打率を残しており、右方向にも大きな打球を打つことができる。対応力は十分に持っているといえるだろう。まだまだ時期尚早ではあるが、非常に楽しみな選手だ。

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