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【チーム分析】~セ・リーグ~「セ・リーグチーム分析-巨人、DeNA編-」

野球ボール,グローブ,バット
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Photo by StefanoT/Shutterstock.com

※文章、表中の数字はすべて2017年シーズン終了時点

巨人

<2017年セ・リーグ:先発投手成績>

※QS(クオリティースタート)…先発投手が6回以上、3自責点以下に抑えること
※QS率=QS÷先発数


11年ぶりのBクラスから巻き返しを期す巨人。エース・菅野を中心に、リーグトップといえる成績を収めた先発投手陣の力は欠かせないが、その一角を担ったマイコラスがオフに退団した。マイコラスは、昨季リーグ最多の27試合に先発し、QS率も81.5%の安定感を誇っており、その穴は大きい。それでも、田口や畠、新戦力の野上、実績のあるベテラン勢も含めて「量」は豊富なだけに、「質」を保つことで2018年も強固なローテーションを形成したいところだ。

<2016・17年セ・リーグ:4番打者OPS>

※OPS=出塁率+長打率


一方の打撃陣は、貧打に泣かされるシーズンだった。それも昨季だけではなく、チーム得点数は14年から4年連続リーグ4位と振るわない。その一因には4番打者の迫力不足が挙げられ、OPSは2年連続でリーグワースト。この問題の解決なくして、V奪回を果たすのは難しいだろう。そんな状況で、チームは17年のセ・リーグ本塁打王・ゲレーロを獲得。4番での起用が有力視されており、額面通りの活躍を見せれば得点増につながるはず。チーム待望の大砲が、積年の課題を解消できるか。

DeNA

<2017年セ・リーグ:先発左腕投手防御率>

昨季はクライマックスシリーズを突破し、19年ぶりの日本シリーズ進出を果たしたDeNA。その躍進を支えた要因が、今永や濱口、石田といった実力派の先発左腕たちだ。昨季は3人を中心とした先発左腕投手が、リーグトップの防御率を記録しており、チームのストロングポイントとなっている。さらに昨秋のドラフトでは、即戦力の呼び声高い東を単独1位で獲得。鉄壁の左腕王国形成へ、今季はさらなる期待が膨らむ。

<2015~17年DeNA:送りバント成功率>

※送りバント…無死または1死で、走者がいる状況でのバント
※成功にバント安打を含む

<2009~17年T大和:送りバント成功率>

筒香、ロペス、宮崎の強力な中軸に代表されるように、リーグトップクラスの得点力を誇る攻撃陣。ただ、ラミレス監督は今季に向けた課題のひとつに、昨季リーグ最少の112企図にとどまった送りバントなど、「小技」の徹底を挙げている。そこで期待したいのが、FAで新たに加わった大和だ。昨季の犠打こそ1個のみだったが、通算送りバント成功率は8割台を誇る。定評のある守備を含め、攻守の“職人”が加入したことにより、ラミレス監督の采配も幅が広がるだろう。貴重な戦力を手にしたDeNAが、今季は悲願のリーグ制覇へ挑む。

 

企画、監修:データスタジアム、執筆者:中川 拓樹

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