巨人
※QS(クオリティースタート)…先発投手が6回以上、3自責点以下に抑えること
※QS率=QS÷先発数
11年ぶりのBクラスから巻き返しを期す巨人。エース・菅野を中心に、リーグトップといえる成績を収めた先発投手陣の力は欠かせないが、その一角を担ったマイコラスがオフに退団した。マイコラスは、昨季リーグ最多の27試合に先発し、QS率も81.5%の安定感を誇っており、その穴は大きい。それでも、田口や畠、新戦力の野上、実績のあるベテラン勢も含めて「量」は豊富なだけに、「質」を保つことで2018年も強固なローテーションを形成したいところだ。
※OPS=出塁率+長打率
一方の打撃陣は、貧打に泣かされるシーズンだった。それも昨季だけではなく、チーム得点数は14年から4年連続リーグ4位と振るわない。その一因には4番打者の迫力不足が挙げられ、OPSは2年連続でリーグワースト。この問題の解決なくして、V奪回を果たすのは難しいだろう。そんな状況で、チームは17年のセ・リーグ本塁打王・ゲレーロを獲得。4番での起用が有力視されており、額面通りの活躍を見せれば得点増につながるはず。チーム待望の大砲が、積年の課題を解消できるか。