ヤクルト
※先発登板時の成績を対象
昨季は球団史上最多の96敗を喫したヤクルト。チームの抜本的な立て直しが求められる中、2年連続で防御率がリーグワーストに沈んでいる投手陣の整備は重要課題のひとつだ。
特に、昨季は貯金をつくった投手が小川のみだっただけに、先発陣の奮起が求められるところ。オフには元中日のアルメンゴやメジャー通算25勝のハフらを補強したが、チームの上位進出には原や星といった若手のレベルアップが不可欠になってくるだろう。
※2015年の規定打席到達者を対象
2016年にリーグ2位の594得点を挙げた打線も、昨季は同ワーストの473得点と鳴りを潜めた。その要因に挙げられるのが、椎間板ヘルニアでシーズンを棒に振った川端を筆頭に、3年前の優勝に貢献した選手があらかた故障や不振に悩まされたことだろう。
ただ、直近2シーズンを見ると、16年から加入した坂口や、15年はケガに泣いたバレンティンらが打線をけん引。さらに、昨季までメジャーでプレーしていた青木の7年ぶりとなる古巣復帰も決まった。
役者はそろっているだけに、優勝時の主力メンバーが本領を発揮できれば、強力打線の形成が現実味を帯びてくる。