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ヤクルト復帰の青木宣親に期待されること

2018 2/8 11:37mono
Norichika Aoki
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Ⓒゲッティイメージズ

山田との夢コンビが公式戦で実現

青木は2003年ドラフト4巡目で早稲田大学からヤクルトへと入団。大学時代は鳥谷敬(阪神)、比嘉寿光(元・広島)、由田慎太郎(元・オリックス)らと同期だった。1年目にイースタンリーグで首位打者を獲得すると、2年目に一軍でも首位打者に輝きチームの中心選手へと成長。2012年にチームを離れるまで3度の首位打者を獲得、シーズン200安打も2度記録するなど、リーグを代表する選手となった。

その青木の日本最終年となった2011年に、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦でデビューを果たしたのが背番号『23』の山田哲人だ。公式戦での出場がなかった山田だが、この大事な場面でスタメンに抜擢され一軍デビュー。シーズンの公式戦ではないものの、新旧の背番号『1』が初めて共闘した一戦でもある。

その後青木は海を渡り、山田はヤクルトで日本を代表する選手へと成長。2016年からは山田が青木の背負っていたミスタースワローズの象徴でもある背番号『1』を譲り受けている。山田の契約更改会見では、青木がサプライズで登場する一幕もあった。

そのふたりが再び同じユニフォームを着たのは、2017年に行われた第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だ。ヤクルトのユニフォームではなく日の丸ではあったが、6年ぶりにプレーをともにしている。このときの背番号は青木が『7』、山田が『23』だった。

そして、2018年シーズンはヤクルトでふたりのコンビが実現する。青木の背番号は『23』と発表されており、7年前とは入れ替わった格好だ。小川淳司監督は打順を明言していないものの、1番・青木、3番・山田もしくは1番・山田、3番・青木が想定される。このふたりが1年間プレーすることで、昨シーズンセ・リーグワーストの473得点から大幅アップが期待される。

バリバリのメジャーリーガーに近い実績での凱旋

2011年オフにポスティング制度を用いてメジャーリーグ移籍を目指した青木は、入団テストを経てブルワーズに入団する。2年目となった2013年オフにロイヤルズへ移籍したのを皮切りに、ジャイアンツ、マリナーズ、アストロズ、ブルージェイズ、メッツと渡り歩くこととなった。青木はメジャーリーグ生活6年間において合計7球団でプレーし、日本人として初めて全6地区でプレーした選手にもなっている。

結果的にメジャー最終年度となった2017年はアストロズ、ブルージェイズ、メッツと3球団を渡り歩いている。目まぐるしく環境が変わるなかで109試合に出場し打率.277(336打数93安打)、5本塁打、35打点、10盗塁をマーク。戦力として一定以上の成績を残したと言ってもいいだろう。近年、稀に見るFA市場の停滞がなければ、早い段階でオファーが届き契約を結ぶことができる数字でもあった。

この109試合出場はメジャーから日本に復帰した日本人野手において、メジャー最終年度の出場試合数としては最多でもある。2018年シーズンは36歳として迎えることもあり、バリバリのメジャーリーガーとはいかないかもしれないが、それに準ずる成績をひっさげての凱旋となったのだ。当然のことながらチームの中心として期待が掛かる。

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