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なぜカープは強くなったのか?Bクラス常連から脱却の秘密

2018 1/29 16:04Mimu
バッター
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順調に成長した選手たちもレギュラー定着

カープ好調2つめの要因は、ドラフト時に育成入団した選手たちが成長したことだ。丸佳浩や安部友裕、會澤翼など、07年以前に入団してきた高卒選手も、今では立派な主力選手となっている。
もともとカープの育成力は12球団でも随一であり、Bクラスが続いていた時も、良い選手はいた。金本知憲、前田智徳、黒田博樹、新井貴浩など、名球会入りを4人も出している。

相次ぐFAでの流出により、安定して戦力を保つことができないでいた。しかし、それも過去の話だ。
今はドラフトで即戦力として獲得した選手たちと、時間をかけて育成してきた選手たち。加えて、外国人選手たちも上手くかみ合い、層の厚いチームとなった。

野村謙二郎監督が見出した選手たち

3つめの要因は監督やコーチの働きだろう。現在の緒方孝市監督の功績は言うまでもない。
だが、前任の野村謙二郎監の働きも素晴らしかったのだ。野村監督最大の功績は、今の主力選手たちを見いだしたことだ。
2011年ごろから丸がレギュラーに定着すると、2013年には29盗塁で盗塁王を獲得、翌2014年には.310の打率を残すなど、チーム不動の3番打者にまで成長した。2012年には菊池、2013年には田中広輔も入団し、センターラインがさらに強固になった。

野村監督が就任した当時、本拠地が広いMAZDA Zoom-Zoomスタジアムに変わって2年目ということもあり、足を使える選手を中心にチームが構成されていた。天谷宗一郎や赤松真人、梵英心、東出輝裕など、機動力と広い守備範囲を誇る選手の活躍は、ファンの皆さんの脳裏にも焼き付いているだろう。
しかし、野村政権2年目からは、主力選手たちの不調やケガなどにあって、足を使える若手たちがレギュラーをつかんでいく。丸や菊池、田中らは、その最たる例だろう。こうして、うまく世代交代が進んでいく。

また、野村監督は助っ人との関係も良好であった。特にブラッド・エルドレッドとは密にコミュニケーションを取り、結果が出ない時期には簡単な英語とジェスチャーを交えながら、熱心に打撃指導を行った。
2013年オフには、監督自らが球団に残留を要請したという話もある。そして翌2014年、エルドレッドもその期待に大きく応え、37本塁打でホームラン王を獲得するまでとなった。
2018年シーズンでカープ8年目となるが、その長打力はいまだチームにとって欠かせない。機動力に加え、助っ人の長打力も加わり、12球団でも屈指の破壊力を持つ打線が出来上がっていった。

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