大谷翔平選手がエンゼルスへ移籍するも、野手は鈴木誠也選手が引っ張る!
チームの中心へと育つことが期待される24歳(1994年生まれ)を見ていこう。
この年生まれの筆頭格だった大谷翔平選手が、日本ハムからメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスへ移籍。そうなるとこの世代を引っ張る野手は鈴木誠也選手(広島)だろう。
緒方孝市監督から『神ってる男』と称され2016年に大ブレイクした鈴木選手。2017年は侍ジャパンの一員として第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でもプレー。
所属の広島ではシーズン序盤から4番を任されるようになり、二連覇へ向けてチームを牽引した。8月半ばに骨折で戦列を離れたものの、115試合に出場し打率.300(437打数131安打)、26本塁打、90打点の成績を残している。
2017年のセ・リーグ新人王に輝いた京田陽太選手(中日)も1994年生まれの年男だ。2018年シーズンは『2年目のジンクス』を打ち破り正遊撃手として戦っていきたいところ。
遊撃手という守備の要かつ、上位打線を任されることが濃厚な京田選手の活躍なくして中日の上位浮上はないだろう。更なる飛躍が求められる。
このオフにメキシコのウインターリーグで武者修行を行った乙坂智選手(DeNA)にも注目が集まる。単身で乗り込んだメキシコでは27試合に出場し打率.410の好成績。
チームの外野陣は筒香嘉智選手、桑原将志選手、梶谷隆幸選手と盤石ではあるが、代打専門ではなくレギュラー争いに加わっていきたいところだ。 その他の野手では阪神の主砲候補でもある大山悠輔選手、早生まれのために1学年上となるが茂木栄五郎選手(楽天)らにも期待がかかる。
投手・大谷選手に続くのはだれだ?
投手陣の筆頭格ももちろん大谷選手だった。その対抗として大阪桐蔭高校時代から、主役のひとりであった藤浪晋太郎選手(阪神)が有力だった。
しかし、2017年シーズンは制球難もあり二軍調整が続いてしまう。結局、シーズンを通じて11試合の登板でわずか3勝(5敗)。
防御率4.12とキャリアワーストの成績となった。2018年こそは課題を克服し、ローテーションの中心へと戻りたい。
大谷選手、藤浪選手と同じく同じ高卒からプロ入りを果たした選手たちでは森雄大選手(楽天)、上沢直之選手(日本ハム)に注目したい。森選手はドラフト時に楽天、広島の2球団が競合。早くから注目を浴びていた選手だ。
しかし、ここまで一軍通算はわずか3勝。大谷選手とは大きく差が付いてしまった。少しでも追いつきたいところである。
上沢選手は1994年2月生まれと学年は1つ上。一軍デビューを果たした2014年に8勝(8敗)をマーク。
期待されたものの故障もあり伸び悩んでいる。2017年シーズンは15試合に登板し4勝(9敗)。
2018年シーズンは大谷選手の穴を少しでも埋める活躍に期待がかかる。
2016年ドラフト時に大卒として指名された選手たちはどうだろうか。2017年の新人王を京田選手と争った濵口遙大選手(DeNA)は1995年3月生まれのために年男ではない。
その他の大卒ルーキーたちでは田中正義選手(ソフトバンク)、佐々木千隼選手(ロッテ)、柳裕也選手(中日)ら将来のエース候補に注目したい。とくに、田中選手は5球団競合ながら、一軍での登板機会を得ることができず悔しい思いをしたはずだ。2018年はまず一軍マウンドをつかみ取りたい。
ベテラン・内川選手の2000本安打に期待
すでにベテランとなる36歳(1982年生まれ)の選手たちはどうだろうか。投手陣はかつてのエース格たちが顔をそろえる。
内海哲也選手(巨人)、攝津正選手(ソフトバンク)がそうだ。両選手ともに過去の貢献は大きいが、2017年は低迷しており年男となった2018年に再度浮上したいところである。
野手陣では内川聖一選手(ソフトバンク)が中心となる。2017年シーズンは故障もあり79安打と目標でもある2000本安打に25本届かなかった。
順調なら2018年シーズン序盤に快挙達成となり、連覇を目指すチームに勢いを与えるだろう。
また、中島宏之選手(オリックス)、畠山和洋選手(ヤクルト)、藤田一也選手(楽天)らもケガさえなければ、レギュラーを争うこととなりそうだ。まだまだ、若い選手には負けないという心意気に期待したい。
このように24歳(1994年生まれ)、36歳世代(1982年生まれ)の主力選手は数多くいる。『年男』として活躍し、ぜひともチームを優勝に導いてもらいたいものだ。
【1982年生まれ選手】
<広島>
赤松 真人選手(1982年9月6日)
<阪神>
不在
<DeNA>
田中 浩康選手(1982年5月24日)
<巨人>
内海 哲也選手(1982年4月29日)
亀井 善行選手(1982年7月28日)
マギー選手(1982年10月12日)
<中日>
不在
<ヤクルト>
松岡 健一選手(1982年6月7日)
大松 尚逸選手(1982年6月16日)
畠山 和洋選手(1982年9月13日)
<ソフトバンク>
中田 賢一選手(1982年5月11日)
攝津 正選手(1982年6月1日)
内川 聖一選手(1982年8月4日)
<西武>
不在
<楽天>
藤田 一也選手(1982年7月3日)
<オリックス>
中島 宏之選手(1982年7月31日)
山崎 勝己選手(1982年8月16日)
比嘉 幹貴選手(1982年12月7日)
<日本ハム>
不在
<ロッテ>
不在
【1994年生まれ選手】
<広島>
辻 空選手(1994年4月24日)
髙橋 大樹選手(1994年5月11日)
美間 優槻選手(1994年5月26日)
鈴木 誠也選手(1994年8月18日)
西川 龍馬選手(1994年12月10日)
加藤 拓也選手(1994年12月31日)
<阪神>
松田 遼馬選手(1994年2月8日)
横山 雄哉選手(1994年2月21日)
板山 祐太郎選手(1994年3月27日)
藤浪 晋太郎選手(1994年4月12日)
長坂 拳弥選手(1994年4月28日)
福永 春吾選手(1994年5月14日)
小野 泰己選手(1994年5月30日)
北條 史也選手(1994年7月29日)
竹安 大知選手(1994年9月27日)
大山 悠輔選手(1994年12月19日)
<DeNA>
乙坂 智選手(1994年1月6日)
水野 滉也選手(1994年6月1日)
狩野 行寿選手(1994年7月31日)
笠井 崇正選手(1994年8月7日)
佐野 恵太選手(1994年11月28日)
<巨人>
中川 皓太選手(1994年2月24日)
メルセデス選手(1994年3月8日)
今村 信貴選手(1994年3月15日)
畠 世周選手(1994年5月31日)
柿澤 貴裕選手(1994年7月30日)
辻 東倫選手(1994年8月11日)
坂本 工宜選手(1994年8月19日)
アダメス選手(1994年9月27日)
<中日>
高橋 周平選手(1994年1月18日)
京田 陽太選手(1994年4月20日)
柳 裕也選手(1994年4月22日)
溝脇 隼人選手(1994年5月17日)
濱田 達郎選手(1994年8月4日)
山本 雅士選手(1994年11月3日)
<ヤクルト>
星 知弥選手(1994年4月15日)
田川 賢吾選手(1994年5月22日)
中尾 輝選手(1994年9月14日)
<ソフトバンク>
真砂 勇介選手(1994年5月4日)
田中 正義選手(1994年7月19日)
<西武>
誠選手(1994年7月23日)
田村 伊知郎選手(1994年9月19日)
中塚 駿太選手(1994年12月26日)
<楽天>
茂木 栄五郎選手(1994年2月14日)
菅原 秀選手(1994年4月5日)
下妻 貴寛選手(1994年4月15日)
鶴田 圭祐選手(1994年5月12日)
南 要輔選手(1994年8月7日)
田中 和基選手(1994年8月8日)
森 雄大選手(1994年8月19日)
池田 隆英選手(1994年10月1日)
<オリックス>
張 奕選手(1994年2月26日)
武田 健吾選手(1994年4月18日)
澤田 圭佑選手(1994年4月27日)
神戸 文也選手(1994年5月9日)
黒木 優太選手(1994年8月16日)
青山 大紀選手(1994年11月28日)
<日本ハム>
井口 和朋選手(1994年1月7日)
上沢 直之選手(1994年2月6日)
吉田 侑樹選手(1994年2月16日)
上原 健太選手(1994年3月29日)
森山 恵佑選手(1994年5月2日)
石井 一成選手(1994年5月6日)
森本 龍弥選手(1994年6月12日)
高良 一輝選手(1994年6月25日)
<ロッテ>
田村 龍弘選手(1994年5月13日)
佐々木 千隼選手(1994年6月8日)
宗接 唯人選手(1994年7月6日)
※所属は2017年12月31日時点 (2017年ドラフト指名選手は含まず)