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【日本代表】最高の船出!稲葉JAPAN初陣を優勝で飾ったアジアCS総括

2017 11/24 15:32mono
野球観戦
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初の国際試合は3連勝

24歳以下のメンバーにオーバーエイジ枠の3選手を加えた侍ジャパンが、ENEOSアジアプロ野球チャンピオンシップ2017で優勝を果たした。
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)まで、指揮を執った小久保裕紀前監督から、稲葉篤紀監督となった初の公式戦でもあったこの大会。3連勝の結果を残し2020年東京オリンピック、2021年第5回WBCに向けていいスタートとなった。

初戦の韓国代表戦は日本が先制するも、先発の薮田和樹選手(広島)が4回に捕まり降板。早い段階で継投策を強いられることになった。その後は追いかける展開となったが、9回の土壇場で京田陽太選手(中日)が押し出し四球を選び同点に追いつく。
さらに延長10回タイブレークで3点を失った裏に4得点でサヨナラ勝ちを収めた。この大会で唯一リードを許した試合でもあったが、継投で凌ぎ、打線は粘り強く食いついたといえるだろう。

負ければ、予選敗退が濃厚となった2戦目のチャイニーズ・タイペイ戦は、先発の今永昇太選手(DeNA)が6回12奪三振の好投。守備の乱れが続きピンチを招いた場面もあったが、三者連続三振で切り抜けるなど気迫のこもった投球を見せた。
9回に今大会初登板となった平井克典選手(西武)が失点を許したものの、緊急登板となった堀瑞輝選手(日本ハム)がしのぎ連勝で決勝進出を決めている。

2度目の日韓対決となった決勝戦では、田口麗斗選手(巨人)が快投。高低、内外と幅広くコースを使い韓国打線を翻弄する。7回無失点と前日の今永選手に続いて先発の役目を十二分に果たしている。
その後の継投も石崎剛選手(阪神)、山﨑康晃選手(DeNA)がともにパーフェクトピッチング。打っては松本剛選手、近藤健介選手(ともに日本ハム)、外崎修汰選手(西武)、西川龍馬選手(広島)と4選手がマルチ安打。投打が噛み合い3連勝で大会を締めくくった。

得点バリエーションが豊富だった攻撃陣

1番の京田選手、そしてクリーンナップから7番までを近藤健介選手、山川穂高選手(西武)、上林誠知選手(ソフトバンク)、外崎選手、西川選手と固定。2番打者および下位打線を試行錯誤しながら3試合を戦った。
そのなかで本塁打での得点、適時打による得点だけでなく、足を絡め相手のミスに乗じる得点、押し出しを選ぶ粘りの得点など、さまざまなバリエーションで得点を奪えたのはプラス材料だ。
また、初戦の韓国代表戦における9回の繋ぎからみせた粘り。2戦目のチャイニーズ・タイペイ代表戦のように先制、中押し、ダメ押しと畳みかける理想的な点の取り方と、状況に応じた攻撃も見せてくれた。

また今大会3試合で日本代表に生まれた本塁打は、4本(1試合あたり1.33本)だった。第4回WBCでは、7試合で11本(1試合あたり1.57本)と1試合あたりの本塁打は減少している。
盗塁数も今大会は4個(1試合あたり1.33個)、WBCでは11個(1試合あたり1.57個)と減少。試合数の違い(今大会が3試合、WBCが7試合)やフル代表と年齢制限アリの代表、対戦相手の違いなどで単純な比較はできないが、減少しているという事実はある。
攻撃において機動力、長打力どちらも重要な要素だ。この結果を見て稲葉監督を始めとした首脳陣が、どのようなメンバー選定を行うか注目したい。

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