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背番号16の誇り--2017年シーズン終了時点--

2017 11/14 12:00データスタジアム
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4年ぶりのAクラスへと導いたエース 菊池雄星

2015~17年:投手成績

 2017年のパ・リーグで最も印象的な活躍を見せた選手の一人が、西武・菊池雄星だろう。8年目の今季は開幕から安定感抜群の投球を披露。夏場には2段モーションによる反則投球を指摘されたものの、フォーム修正後の9・10月に月間MVPを受賞するなど、高い適応力も示した。
最終的には自身初のタイトルとなる最多勝、最優秀防御率を獲得。エースとして獅子奮迅の活躍を見せ、チームを4年ぶりのAクラスへと導いた。

2015~17年:投手成績

※球速を計測できた球のみ対象。単位はkm/h
※スライダーの投球数100以上の投手を対象


菊池の特徴として、日本人左腕最速の158キロを誇るストレートを思い浮かべる方が多いだろう。しかし今回は、彼のもう一つの武器である切れ味鋭いスライダーに焦点を当ててみたい。
今季の平均球速は137.2キロで、昨季の133.3キロから大きくスピードアップ。これはNPBのサウスポーでは断トツの数字であり、球界でも類を見ない高速スライダーを操る投手といえるだろう。

2017年NPB:スライダー奪三振ランキング

そんな唯一無二のスライダーは、際立った威力を発揮している。今季の奪空振り率は18.6%で、これはスライダーを100球以上投げたNPBの左投手でトップの数値。さらに決め球としても機能しており、球界で最も多い89個の三振を奪った。
奪三振王のタイトルこそ楽天・則本昂大に譲ったが、左投手としては2010年のソフトバンク・杉内俊哉(現巨人)以来となる200奪三振を達成。希代の奪三振能力は、スライダーが支えているといっても過言ではない。

直球とスライダーで三振を重ねるサウスポーといえば、菊池が4年間ともにプレーした石井一久氏の名前が思い浮かぶ。菊池は「一生の師匠」と慕う同氏が引退した翌年から背番号16を継承。
また、兼ねてからメジャーリーグへの憧れを口にしており、目標とする先輩と同じく夢のマウンドに立つ日も決して遠くないはずだ。日本最速左腕の活躍に、来季以降も注目していきたい。

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企画、監修:データスタジアム

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