【プロ野球データ分析】2017年シーズン、技と力の兼備|【SPAIA】スパイア

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【プロ野球データ分析】2017年シーズン、技と力の兼備


2017年シーズン終了時点での技と力の兼備

Rapsodo

※WHIP=(被安打+与四球)÷投球回


 ルーキーイヤーから巨人の中心投手として活躍を続けた菅野智之。
5年目の今季は、4月18日のヤクルト戦から3試合連続完封を達成するなど、至極のパフォーマンスを披露。終わってみれば最多勝利と最優秀防御率の2冠に加え、WHIPなどさまざまな指標でもキャリアハイの数字を残した。

Rapsodo

※ストライク率=ストライク÷投球数
※インプレー打球はストライクに含む


 好成績を収めた理由のひとつに、多彩なボールを自在に操る制球力が挙げられる。持ち球とする6球種のうち、今季は5つでリーグ平均を上回るストライク率を記録。それぞれがカウント球として、またはウイニングショットとして機能した証拠といえるだろう。
これほど多くの球種を操りながら、そのほとんどで高いストライク率を残せる投手は、そうそういない。また、今季はカウント3-0からの四球が1度、連続四球は2度あっただけと、制球から自滅するケースはほぼなかった。

Rapsodo

※球速を計測できた球のみ対象。単位はkm/h


 コントロールだけでなく、力強さを持ち合わせている部分も彼の強みだ。昨年から各球種の平均球速が軒並み上がっており、今季はさらなるスピードアップを見せた。その効果もあってか、今季の全投球における奪空振り率は11.2%と、昨季から2年連続でリーグ規定投球回到達者トップの数値をマークしている。
日本球界トップクラスの制球力と球威を兼ね備えた好投手・菅野。抜群の成績を収めるのも当然といえるだろう。

 菅野は10月30日に先発投手として最高の栄誉といえる沢村賞の初受賞が決まった。その記者会見で、来季へ向けた課題に「ストレート」「落ちる球の精度」「今年良かったコンディショニングの維持」の3点を挙げている。
すでに一級品のボールを数多く操りながらも、技術の向上に余念がなく、進化への歩みを止めようとしない背番号19。来年以降も野球ファンに衝撃のピッチングを見せ続けてくれるに違いない。
企画、監修:データスタジアム

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