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レジェンド山本昌選手の代名詞!?スクリューを投げる投手は誰がいる?

2017 10/13 11:07cut
野球ボール、グローブ
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Photo by Nattapol Sritongcom/shutterstock.com

山本昌選手が引退したことにより、使い手が数えるほどになってしまったスクリュー。 シンカーと同じような変化を見せるため、混同されやすい球種でもある。 今回はそんなスクリューの使い手を紹介する。

シンカーとの違いに困惑するスクリューとは?

スクリューは利き腕の逆側に沈み込む変化を見せ、シンカーと同じような分類をされている。違いはシンカーがすぐに沈み込むのに対し、スクリューは浮き上がってから沈み込む変化となる部分だ。メジャーリーグではスクリューとシンカーは同義とされることが多く、球速が遅いとチェンジアップに分類されることもある。
同じような変化を見せるため、左投手がスクリュー、右投手がシンカーという認識もあるが、実際には異なっているのだ。同じ球種であるなら右投手、左投手で名前を変える必要がないからだ。

球界のレジェンド山本昌選手

2015年に現役を引退した球界のレジェンドこと中日ドラゴンズの山本昌選手。1984年のプロ入りから2015年まで現役で活躍し、さまざまな最年長記録を樹立してきた。その山本選手がプロで活躍できるようになったきっかけがスクリューの習得だった。
1988年にロサンゼルス・ドジャースへ交換留学生として派遣された山本選手は、スクリューを習得する。スクリューを教えたのは投手ではなくチームメートの野手だった。その無名の野手のおかげで、山本選手はレジェンドにまで上り詰めたのだ。
その後、1年間の留学予定を早めに切り上げて中日に戻ると、シーズン後半に5勝を挙げる活躍。これはスクリューによるものが大きく、相性が良かったと後に山本選手も語っている。

現役最多勝投手!石川雅規選手

東京ヤクルトスワローズに所属し、2016年には三浦大輔選手が引退したことによって現役最多勝(152勝)となった石川雅規選手。ストレートの球速は130キロ前後と決して速くない。しかし、このスクリューをはじめとした多彩な変化球を用いて打者を翻弄するのだ。
石川選手はスクリューで空振りを奪うために投じるのではない。内野ゴロ、凡打を打たせるために使用しているのだ。変化球は空振りを奪うためだけではないという代表的な投手である石川選手のスクリューには注目だ。

V9時代の左のエース・高橋一三選手

日本プロ野球で初めてスクリューを投じたと言われているのが、読売ジャイアンツなどで活躍した高橋一三選手だ。高橋選手は巨人がV9を達成した際に左のエースとして活躍し、漫画「巨人の星」の主人公である星飛雄馬のモデルとされている選手でもある。
その高橋選手は、カーブ、スクリューを武器にしており、通算167勝を挙げて沢村賞を2度獲得している名投手だ。2015年に亡くなったが、その際に王貞治氏は「高橋さんがスクリューの道を切り開いたね」としみじみ語るなど、今でも色あせていない。

メジャーではチェンジアップ?高橋尚成選手

高橋尚成選手は、1999年のドラフトで読売ジャイアンツを逆指名して入団。2009年までに3度の2ケタ勝利を達成して開幕投手も務め、オフに海外FA権利を行使する。メジャーリーグのニューヨーク・メッツへ移籍することに成功し、初年度から2ケタ勝利を挙げるなど活躍を見せた。
その髙橋選手の得意球の1つにスクリューがあり、追い込んだ後の勝負球として使用していた。メジャーリーグでは球速が遅かったためか、スクリューではなくチェンジアップと分類されていた。メジャーリーグで4年間プレーした後に帰国し、横浜DeNAベイスターズと契約。2015年で現役を引退している。

まとめ

空振りを奪うよりもバットの芯を外して凡打を打たせることを目的とする場合の多いスクリュー。 日本プロ野球界の現役選手では石川雅規選手が最も有名ではあるが、それに続く選手が出てくることを期待したい。

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