浪速のダルビッシュ・藤波晋太郎投手
大阪府堺市南区出身の藤波晋太郎選手。小学生から野球を始めた藤波選手は、当時からピッチャーとして活躍。中学生時代にはなんと最速142km/hを記録するなど、その剛速球は大阪府にとどまらず、全国にも知られるほどだった。中学卒業後は大阪桐蔭高校へと進学。3年生ではセンバツと夏の甲子園に出場し、見事春夏連覇を達成。甲子園では決勝史上最速の151km/hや14奪三振といった記録もマークする。
2012年のドラフト会議では、4球団からの1位指名を受ける中、抽選で阪神タイガースに入団。2013年シーズン開幕の3戦目に先発マウンドに上がり好投。オールスターまで6勝を挙げる大活躍を見せる。
オールスターゲームにも選ばれ、見事2イニングを抑える活躍。年間10勝を挙げた。新人王には小川泰弘投手が選出されたが、その活躍ぶりが認められ、新人特別賞を受賞する。2年目以降もその剛速球と高速スライダーを武器に活躍を続けている。
活躍の舞台を日本から米国へ!前田健太投手
大阪府忠岡町出身のマエケンこと前田健太投手。小中学校時代は西日本大会優勝などのタイトルを獲得。PL学園高校に進学し、1年生時から投手として活躍する。ライバルに大阪桐蔭高校があり、平田良介選手や辻内崇伸選手、中田翔選手らとのし烈な戦いが府大会から行われていた。
3年の春の選抜では見事ベスト4まで勝ち残っている。2006年ドラフト会議で広島東洋カープから1位指名を受けて入団。2008年にプロ初勝利を挙げると先発ローテーションの一角に。2010年には自身初の開幕投手を務め、見事勝利を手にするとオールスターにも出場。
この年の活躍は目を見張るものがあり、最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振と史上最年少での投手3冠を達成するほか、投手としては最高の名誉である沢村賞も受賞した。
以降、広島で2015年までプレーし、2016年シーズンからロサンゼルス・ドジャースに入団。活躍の舞台を海外に移している。
三拍子そろった名プレイヤー・松井稼頭央選手
大阪府東大阪市出身の松井稼頭央選手。小学生時代から投手としてプレー。PL学園高校時代も投手として活躍するも、ケガの影響もあり府大会で涙をのむ結果になった。
1993年のドラフト会議で野手として指名を受け、埼玉西武ライオンズに入団。翌シーズンからスイッチヒッターとして練習を重ね、1996年にはショートのレギュラーを獲得するまでに成長。1997年にはその足の速さを活かしてパリーグ盗塁王に輝いたほか、オールスターにも出場を果たす。
その後、2003年までプレーし、2004年から2010年シーズンまでアメリカでプレー。日本人野手として通用することを証明する。2010年には再び日本に帰り、東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。2000本安打を達成するなど、活躍を続けている。
まとめ
以上、大阪府出身のプロ野球選手を紹介してきた。
ここで紹介した選手たちだけでなく、才能あふれる選手たちがまだまだたくさんいる。
今なおプロの世界の第一線で大活躍を続けている選手たち、その経歴を知ることでますます応援に熱が入るのではないだろうか。