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オリックス・伊東光は正捕手に返り咲くことができるか!?

2017 9/13 14:03Mimu
野球 キャッチャー
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数年前は日本を代表する捕手であった伊藤光

2014年、ゴールデングラブ・ベストナイン・最優秀バッテリー賞(投手は金子千尋選手)を獲得。チーム防御率は12球団中1位の2.89。オフには日本代表にも選出された。これが伊藤光選手が捕手として残した実績である。間違いなく、日本を代表するキャッチャーであった。10月2日、福岡ソフトバンクホークス戦との優勝決定戦に敗戦したときの涙、バファローズファンなら決して忘れまい。89年生まれで当時25歳。このチームは彼を中心にもっと強くなる、そう確信したものだった。

しかし現在の伊藤選手は、なかなか捕手としての出場機会に恵まれていない。翌2015年シーズン、前年よりもチーム防御率を1点も悪化させてしまうと、出場試合数が激減。チームも2位から最下位まで一気に落ちてしまったこともあり、信用を失ってしまった。2016年からは、20歳の若月健矢選手が起用されると、その強気のリードが首脳陣の評価を勝ち取り、伊藤選手を捕手から追いやってしまった。

伊藤選手も打力を買われてファーストでの出場が多くなったものの、かなりの不本意だっただろう。2017年シーズン前のキャンプでは、とうとうサードのポジションでノックを受けていた。実際サードの守備もそれなりに上手いものの、やはり彼が捕手以外のポジションにいるのは違和感である。

捕手として順調にキャリアを積んでいた

2014年以前からも捕手としての実績は十分に残していた。2011年ごろから当時の岡田監督に見いだされると、この年は66試合に出場し、経験を積む。2012年も同じく66試合に出場し、最終戦では西勇輝選手のノーヒットノーランをアシストするなど、捕手としての存在感が増しつつあった。

2013年には完全にレギュラーに定着し、137試合に出場する。打率.285という高打率を残したほか、2012年は前年にパリーグ最下位だったチーム防御率が一気にパリーグ1位の3.31にまで改善されるなど、捕手としての仕事っぷりも見事であった。そして2014年には上述したように、12球団1位となるチーム防御率2.89を記録。2点台は12球団で唯一の数字だ。

チームも最後まで優勝争いを繰り広げていた。序盤こそホークスが独走状態であったが、9月に大失速したこともあって、最終戦までオリックスの優勝の可能性が残されていた。10月2日、シーズン最終戦の直接対決、これに勝った方が優勝という試合。延長10回まで熱戦を繰り広げながらも、惜しくも敗退してしまった。このとき伊藤選手が流した涙は、バファローズファンならずとも忘れることができないシーンだろう。クライマックスシリーズも日本ハムに敗退してしまったが、伊藤選手自身も数々のタイトルを獲得し、大きな1年となったはずだ。

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