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「ミスタースワローズ」こと若松勉氏【球史に名を残した偉人達 】

2017 8/25 10:07cut
野球、グローブ、ボール、バット
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通算代打記録保持者でもある

1986年に5年ぶりとなる打率3割を切った若松選手は、翌1987年から「代打の切り札」へと役割を変えることになる。「代打の切り札」として引退までの3年間を過ごし通算代打打率,349(258打数90安打)、12本塁打、70打点を記録。通算代打打率.349は歴代トップの記録となっている。(代打起用数300以上)

通算代打サヨナラ本塁打は3本記録。通算代打本塁打27本で世界記録保持者でもある高井保弘選手(元阪急)と並び歴代トップだ。また、3本の代打サヨナラ本塁打のうち2本は2試合連続で放っている。

このように「代打の切り札」として活躍した若松選手の後継者としてヤクルトに現れたのが、2001年の優勝メンバーでもある真中満選手だ。2007年に歴代トップとなる年間代打起用数98回を記録し31安打をマーク。31安打も歴代最多安打数となっている。若松監督から真中選手へと「代打の切り札」が受け継がれたのだ。

また、2001年に若松監督がリーグ優勝を果たして以来となる優勝を飾ったのも真中監督だった。2人には並々ならぬ縁があるようだ。

「皆様、おめでとうございます」

1989年に現役を引退した若松選手は1993年から一軍打撃コーチに就任。二軍監督、再びの一軍打撃コーチを経て1999年に一軍監督へと就任した。

就任初年度となる1999年は4位(66勝69敗)、2年目の2000年も4位(66勝69敗1分)に終わり2年連続のBクラススタートとなった。しかし、3年目となる2001年シーズンに大躍進を見せる。

自身が打撃コーチとして育てた選手達が活躍。8人が規定打席に到達するなどケガ人がでなかったことにも恵まれ、リーグトップとなるチーム打率.274を記録。投手陣もエースであった川崎憲次郎選手が前年オフにFAで中日へ移籍と万全ではなかったが、2年目の藤井秀悟選手が14勝(8敗)で最多勝を獲得。石井一久選手も12勝とエースの投球をみせた。守護神の高津臣吾選手を始めとした中継ぎ陣も安定し10月6日に優勝を飾っている。

優勝インタビューでは「ファンの皆様、おめでとうございます」とコメント。「ありがとうございます」というところを誤って「おめでとうございます」と発してしまった。

このセリフは2015年に優勝を果たした真中監督も引用している。

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