やっぱり王選手!?打点にまつわるアレコレ|【SPAIA】スパイア

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やっぱり王選手!?打点にまつわるアレコレ


王貞治

出典 Roger Blevins

通算打点は王選手が圧倒的

プロ野球において通算打点の歴代1位は王貞治選手(元巨人)の2170打点となっている。2位の野村克也選手(元西武他)が1988打点となっており、その差は112打点だ。3位には門田博光選手(元ダイエー他)が1678打点、4位以下は張本勲選手(元巨人他)の1676打点と往年の名選手たちが名を連ねる。

本塁打を多く放つスラッガー、長距離打者が打点を稼ぐのには有利となっており、イチロー選手(マーリンズ)は日米通算で1289打点。王選手とは881打点もの差が付いており、事実上、更新は不可能となっている。

また、日本球界屈指のホームランバッターである松井秀喜選手(元アスレチックス他)は日本で889打点、メジャーリーグで760打点。日米通算1649打点となり日本球界の記録に当てはめると張本選手に次ぐ歴代5位の数字となる。

2016年終了時点で現役選手に目を向けると新井貴浩選手(広島)が1231打点、阿部慎之助選手(巨人)が1136打点。現役屈指の打者たちも王選手とは1000打点ほどの差が付いている。

この数字からも王選手は突出した存在だったということが、うかがいしれる。100打点を22年間継続してはじめて2200打点となることからも今後の更新もむずかしそうだ。

シーズン最多打点は半世紀以上不滅

プロ野球においてシーズン最多打点の記録は1950年に小鶴誠選手(元松竹※現在は消滅球団)が記録した161打点だ。1950年はセ・パ2リーグ制となった初年度でもあり、プロ野球が現在の形になった元年でもある。その年に達成された記録が、60年以上経過した2016年終了時点でもプロ野球記録として残っている。

小鶴選手はこの年、130試合に出場し打率.355(516打数183安打)、51本塁打、161打点の成績を残し最多本塁打、最多打点のタイトルを獲得。チームを優勝に導きMVPも受賞した。また、同時に達成した376塁打、143得点も打点同様にプロ野球記録となっている。

この小鶴選手のプロ野球記録に最も近づいたのが、1999年のローズ選手(元横浜)だ。マシンガン打線の一員として活躍したローズ選手は、134試合に出場し打率.369(521打数192安打)、37本塁打、153打点を記録し首位打者、最多打点の活躍を見せた。1試合10打点を記録するなど、小鶴選手の記録更新も期待されたがあと一歩及ばなかった。

セリーグ記録は小鶴選手となっているがパリーグ記録は、1985年に三冠王を獲得したロッテの落合博満選手が146打点で保持している。

近年では2005年に今岡誠選手(元ロッテ他)が阪神時代に147打点を記録。前年の83打点から64打点の上積みを行い、金本知憲選手らとチームを引っ張った。この年、今岡選手は主に5番を務め4番の金本選手から勝負を逃げさせない役割も果たす。この、強力打線が2年ぶりのリーグ優勝に繋がったといえる。

小鶴選手が記録を達成した当時は130試合制だったが、現在は143試合制。試合数が10試合以上増えていることで達成の可能性は広がったといえるだろう。半世紀以上も破られていない記録更新に期待が掛かる。

最多打点のタイトル獲得は王選手が最多

シーズンで最も多く打点を挙げた選手が獲得するタイトルである「最多打点」。2016年シーズン終了時点で最も多く獲得しているのは王選手だ。王選手は4年連続、8年連続を含む13回(1962年、1964年?1967年、1971年?1978年)獲得している。

2位の野村選手が7回(1962年~1967年、1972年)、3位は藤村富美男選手(元阪神:1944年、1947年~1949年、1953年)、長嶋茂雄選手(元巨人:1958年、1963年、1968年~1970年)、落合博満選手(元日本ハム他:1982年、1985年、1986年、1989年、1990年)となっている。

野村選手ら大打者と呼ばれる選手も10回には届いておらず、通算打点と同じように王選手の記録が突出している。
打点は自身の打撃力だけではなく、他の打者が塁上にいることが数字を伸ばすために必要だ。最多本塁打、首位打者と比べると他の打者への依存度が高く、タイトルの獲得は運の要素も絡んでくると言える。

メジャーでの最多打点はハンク・アーロン選手

メジャーリーグにおいて通算打点でトップとなっているのは、ハンク・アーロン選手(元ブレーブス他)の2297打点だ。アーロン選手は王選手が本塁打記録を更新するまで、日米において最多本塁打記録を持っていた選手としても有名だ。

アーロン選手につづくのはベーブ・ルース選手(元ヤンキース他)の2213打点、アレックス・ロドリゲス選手(元ヤンキース他)の2086打点。2000打点を超えているのはこの3名。762本塁打を放ち、メジャー最多本塁打記録を持っているバリー・ボンズ選手(元ジャイアンツ他)は、1996打点と2000打点に届いていない。

日米を通じて2000打点を超えているのは王選手含めて4名のみ。2016年シーズン終了時点でアルバート・プホルス選手(エンゼルス他)が1817打点を記録しており5人目の記録達成に期待が掛かる。

1試合最多打点はなんと11!

プロ野球において1試合最多打点は1951年に飯島滋弥選手(元南海他)が達成した11打点だ。飯島選手はこの試合で初回に満塁本塁打。7回には満塁本塁打と3点本塁打を放ち11打点を記録。60年以上も不滅の記録となっている。同時に1試合2本の満塁本塁打、1イニング7打点もプロ野球記録だ。1イニング記録は池山隆寛選手(元ヤクルト)も達成しておりタイ記録となっている。

高校野球においての最多打点は春のセンバツ、夏の選手権ともに8打点となっている。春は史上初の2打席連続2満塁本塁打を放った松本哲幣選手(敦賀気比高校)。夏は須田努選手(常総学院高校)、そして現在日本代表の4番打者として活躍する筒香嘉智選手(DeNA)だ。筒香選手は横浜高校2年時に出場した夏の選手権、準々決勝の聖光学院高校戦で2打席連続本塁打を含む8打点をマーク。準決勝進出へ大きく貢献している。

打撃記録は「野球の華」でもある本塁打に目が行きがちだ。それだけではなく、勝負強さの象徴でもある打点の多さにも目を向けていきたい。

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