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やっぱり王選手!?打点にまつわるアレコレ

2017 8/25 10:07cut
王貞治
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出典 Roger Blevins

通算打点は王選手が圧倒的

プロ野球において通算打点の歴代1位は王貞治選手(元巨人)の2170打点となっている。2位の野村克也選手(元西武他)が1988打点となっており、その差は112打点だ。3位には門田博光選手(元ダイエー他)が1678打点、4位以下は張本勲選手(元巨人他)の1676打点と往年の名選手たちが名を連ねる。

本塁打を多く放つスラッガー、長距離打者が打点を稼ぐのには有利となっており、イチロー選手(マーリンズ)は日米通算で1289打点。王選手とは881打点もの差が付いており、事実上、更新は不可能となっている。

また、日本球界屈指のホームランバッターである松井秀喜選手(元アスレチックス他)は日本で889打点、メジャーリーグで760打点。日米通算1649打点となり日本球界の記録に当てはめると張本選手に次ぐ歴代5位の数字となる。

2016年終了時点で現役選手に目を向けると新井貴浩選手(広島)が1231打点、阿部慎之助選手(巨人)が1136打点。現役屈指の打者たちも王選手とは1000打点ほどの差が付いている。

この数字からも王選手は突出した存在だったということが、うかがいしれる。100打点を22年間継続してはじめて2200打点となることからも今後の更新もむずかしそうだ。

シーズン最多打点は半世紀以上不滅

プロ野球においてシーズン最多打点の記録は1950年に小鶴誠選手(元松竹※現在は消滅球団)が記録した161打点だ。1950年はセ・パ2リーグ制となった初年度でもあり、プロ野球が現在の形になった元年でもある。その年に達成された記録が、60年以上経過した2016年終了時点でもプロ野球記録として残っている。

小鶴選手はこの年、130試合に出場し打率.355(516打数183安打)、51本塁打、161打点の成績を残し最多本塁打、最多打点のタイトルを獲得。チームを優勝に導きMVPも受賞した。また、同時に達成した376塁打、143得点も打点同様にプロ野球記録となっている。

この小鶴選手のプロ野球記録に最も近づいたのが、1999年のローズ選手(元横浜)だ。マシンガン打線の一員として活躍したローズ選手は、134試合に出場し打率.369(521打数192安打)、37本塁打、153打点を記録し首位打者、最多打点の活躍を見せた。1試合10打点を記録するなど、小鶴選手の記録更新も期待されたがあと一歩及ばなかった。

セリーグ記録は小鶴選手となっているがパリーグ記録は、1985年に三冠王を獲得したロッテの落合博満選手が146打点で保持している。

近年では2005年に今岡誠選手(元ロッテ他)が阪神時代に147打点を記録。前年の83打点から64打点の上積みを行い、金本知憲選手らとチームを引っ張った。この年、今岡選手は主に5番を務め4番の金本選手から勝負を逃げさせない役割も果たす。この、強力打線が2年ぶりのリーグ優勝に繋がったといえる。

小鶴選手が記録を達成した当時は130試合制だったが、現在は143試合制。試合数が10試合以上増えていることで達成の可能性は広がったといえるだろう。半世紀以上も破られていない記録更新に期待が掛かる。

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