
Photo by Keith Allison from Hanover, MD, USA
投球の中心となるストレート。 変化球投手でも、組み立ての軸としてストレートを選択することから、投手にとって生命線ともいえる球種だ。 そんなストレートについて、さまざまな形でインパクトを残した選手を紹介する。
cut2017 8/3 12:53
Photo by Keith Allison from Hanover, MD, USA
投球の中心となるストレート。 変化球投手でも、組み立ての軸としてストレートを選択することから、投手にとって生命線ともいえる球種だ。 そんなストレートについて、さまざまな形でインパクトを残した選手を紹介する。
投手が投げる球種の中で最も速い球速を生み出すことができるストレート。メジャーリーグではストレートとは呼ばれずにフォーシームと呼ばれる。それはストレート(フォーシーム)を投じるとボールが1回転する間に縫い目が4回通過するからだ。
日本のプロ野球では150キロを超えるとストレートが速いと言われており、最速は北海道日本ハムファイターズに所属する大谷翔平選手の165キロになる。メジャーリーグではニューヨーク・ヤンキースに所属するアロルディス・チャップマン選手が169.1キロを記録しており、人類最速だ。
日本プロ野球界だけでなくメジャーリーグでも話題となる北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手。「二刀流」として注目される大谷選手ではあるが「投手大谷」の魅力は165キロのストレートだろう。日本球界最速のストレートが投げ込まれた瞬間、相手ベンチ、観客、テレビの前で見ていたファンが声を出す衝撃に包まれた。
残念ながら第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は負傷もあり出場辞退となってしまったが、世界の舞台に飛び立つ日に期待だ。
1983年のドラフト5位で旭川工業高校から阪急ブレーブスに入団して通算176勝をマークした星野伸行選手の代名詞は、90キロ台のスローカーブだった。このスローカーブと最速130キロ台のストレートを組み合わせることで、緩急により打者を抑えていたのだ。
130キロとプロ野球の世界では遅いストレートではあるが、40キロの緩急があったことで「最も速いストレート」と言う選手もいたほどだ。見た目の球速ではなく、体感の球速が速く感じられる投手の1人といえるだろう。
戦前の名投手である沢村栄治選手のストレートは、当時160キロ出ていたと噂されるほどの剛球だった。ベーブ・ルース選手やルー・ゲーリッグ選手といったメジャーリーグのスーパースター相手に0-1と敗戦したものの、沢村選手は被安打5、奪三振9と快投を演じたのだ。当時の沢村選手は17歳ということもあり、全米でも大きな話題になった。
ストレート、ドロップ(カーブ)を武器にアメリカ打線へ立ち向かった沢村選手は残念ながら戦死してしまうが、現在も最高の先発投手に贈られる沢村賞にその名を残している。
大阪の浪商高校で現横浜DeNAベイスターズGMの高田繁氏の1学年上に当たり、2年夏に「怪童」と呼ばれて甲子園優勝投手となった尾崎行雄選手。3年生になる前に高校を中退し、東映フライヤーズへと入団する。
高校3年生と同世代となる尾崎選手は、18歳ながら1年目から20勝、防御率2.42の好成績を残して新人王に輝く。18歳での新人王は2017年現在においても史上最年少の記録だ。
その尾崎選手が持つ最大の武器は、目を見張る速さのストレートだった。スピードガンがなかった時代ではあるが、160キロを超えていたという逸話もあるほどだ。すでに亡くなられているが、そのストレートは伝説的な存在となっている。
単純に球が速い、遅いだけでは計ることのできない球種でもあるストレート。 軟投派の変化球投手でも、速球派の投手でも、プロ野球の投手ならば誰でも投じることができる球種だからこそ、奥の深さがあるのかもしれない。
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