埼玉西武ライオンズに在籍する神奈川県出身選手
まず最初に紹介するのは、横須賀市出身の秋山翔吾選手だ。
2歳の頃から野球を始め、小学生、中学生時に入団した地元の野球クラブでは投手や野手などあらゆるポジションをこなす非凡な才能を発揮し、知名度を上げていった。横浜創学館高校に入学した彼は、1年時からレギュラーを獲得するも、夏の予選はベスト8が最高成績で、甲子園出場はかなわなかった。しかし、その打撃センスは早い段階でプロのスカウトから注目を集めていたのだ。
八戸大学進学後はその才能が一気に開花し、4年時にはリーグ戦で5割に近い成績を残して首位打者や最多打点を獲得するなど、不動の4番としてチームをけん引した。そして2010年のドラフト3位指名で埼玉西武ライオンズに入団するのだ。
日本新記録となる最多安打を放った秋山選手の活躍と地元での貢献
2011年、1年目のシーズンは9番ライトで開幕スタメンを勝ち取るなど、期待のルーキーとして注目された。一時2軍落ちするものの、この年は110試合出場を果たしている。以降もケガに悩まされながらもレギュラーとして出場する機会が多くなった。
そして2015年。打撃フォームを改造して臨んだこのシーズンは開幕からヒットを量産。31試合連続ヒット、2ヶ月連続月間40安打達成など数々の記録を残し、9月30日には5安打を放って、元阪神タイガースのマット・マートン氏が2010年に記録した214安打を破る216安打を放ち、日本新記録を達成したのだ。
そんな秋山選手だが、地元神奈川県での活動も活発だ。2016年11月には、地元横須賀市において市主催の講演会に参加。約200人の聴衆を前に、これまでの野球経験や人生について語った。