千葉県出身の地元愛に溢れた現役プロ野球選手を紹介

2017 8/3 12:53TANANA

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千葉県には千葉ロッテマリーンズというパリーグ球団があり、ファンの人たちによる熱い応援が有名となっている。同球団には千葉県出身の選手も多く、地元での貢献活動も見逃せない。今回はそんな2選手を紹介していく。

マリーンズの大ベテランは地元でも超有名！

まず最初に紹介するのは、習志野市出身の福浦和也選手だ。2017年で実働24年目を迎える大ベテラン。高校時代まで習志野市の学校に通い、野球部で着実に力をつけ、1993年のドラフト7位で千葉ロッテマリーンズに入団した。
学生時代は投手として活躍していたが、入団直後に打撃のセンスを買われて内野手に転向。振り子打法を会得し、4年目に一軍デビューを果たす。当初は外野を守ることも多かったものの、2000年代から一塁手のレギュラーとして定着するようになる。

首位打者獲得などの栄光の実績と見逃せない地元への貢献

レギュラーに定着してからは不動の3番バッターとしてヒットを量産、2001年には.346で首位打者を獲得して、ロッテにこの人ありを印象付けた。2008年頃からは相次ぐケガに悩まされ、試合出場もままならなくなったものの、指名打者や代打での出場で勝負強いところを見せている。
福浦選手は、少年時代を習志野市で過ごし、野球を通して自分を成長させてくれた思いが強いことから、地元に貢献したいという意識が非常に強い。自らの背番号をとったボランティア団体「クラブナイン」において、地元野球クラブの子どもたちに手取り足取り指導したり、「KAZUYA PROJECT」と題して地元の児童福祉施設や児童養護施設の子供たちをKAZUYAシートという球場の専用座席に招待したりしている。

マリーンズの次世代エースとして期待がかかる唐川侑己投手

成田市出身の唐川侑己投手は、小学校から高校まで地元の学校で投手として活躍した。特に高校時代には甲子園に2度出場、通算3試合に投げ1勝2敗ながら、防御率は0.90と優秀な成績を残している。
そして、2007年のドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団。2008年4月23日に対福岡ソフトバンクホークス戦で初登板。先発で7回を投げて初勝利を挙げるという離れ業を演じた。ストレートは平均140キロに満たないものの、鋭いスライダーと緩いカーブやチェンジアップで緩急をつける投球と、抜群の制球力を武器とし、その後も先発として活躍する。

ルーキー以降の成績と地元への貢献

ルーキーイヤー以降も先発として登板し続け、2011年には初の2ケタ勝利となる12勝を達成するものの、ケガや不調などでそれ以降は思ったような成績を挙げられていない状態が続いている。しかし、2016年には久々に先発ローテーションに復帰し、5年ぶりの完封勝利を挙げるなど、徐々に復調気配を見せている。
唐川投手は地元での野球に関する活動も活発に行っている。2011年には、朝日新聞の千葉版で連載コラム「泰然自若」を執筆開始。自身の野球に対する思いや近況報告など、地元千葉のファンに有益な情報を発信し続けた。
また、千葉県にある江戸川大学が企画・取材を行った雑誌「yell sports 千葉」の独占インタビューを受け、千葉県の高校球児たちにエールを送っている。

まとめ

今回は地元密着球団というカラーの強い千葉ロッテマリーンズに在籍する、千葉県出身の2選手にスポットを当てて紹介してきた。球団のみならず、選手も千葉県に対する熱い思いがあることがよく分かったのではないかもしれない。両選手の今後の活躍にも期待しよう。