いつでもエースとして君臨!野村祐輔選手|【SPAIA】スパイア

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いつでもエースとして君臨!野村祐輔選手


甲子園決勝での無念の被弾

2016年シーズンで25年ぶりのセ・リーグ制覇を成し遂げた広島東洋カープ。その中でも、沢村賞投手であるジョンソン選手とともに先発投手陣を支えたのが、野村祐輔選手だ。

野村選手は岡山県倉敷市出身で、中学時代はヤングリーグの「倉敷ビガーズ」に所属。高校時代は広陵高校のエースとして、圧倒的なコントロールを武器に甲子園へ2度出場を果たしている。3年春のセンバツ高校野球ではベスト8に進出。夏の甲子園では決勝まで勝ち進んだものの敗退し、準優勝に終わっている。

佐賀北高校との決勝戦では7回終了まで4対0で広陵高校がリードしていた。しかし、野村選手は8回に突如崩れる。満塁から押し出し四球で1点を返されると、その後、満塁ホームランを打たれ大逆転されるという、悔しさの残る試合となった。野村選手はプロに入っても、あの夏の甲子園の試合は思い出すと語っており、高校野球ファンにとっても特別な試合だったと言えるだろう。

広陵高校で野村選手とバッテリーを組んだキャッチャーは、のちに巨人、そして侍ジャパンにも選出された、小林誠司選手である。野村選手とバッテリーを組むよう監督に言われた小林選手は、マイペースな野村選手といつでも行動を共にし、野村選手好みの捕手になろうと努力したと語っている。

明治大学でエースとして30勝300奪三振を達成

広陵高校から明治大学に入学した野村選手は、大学野球でもエースとして心技体すべてを備えると言われ、トップレベルの結果を残した。大学の4年間で365イニングを投げ、通算防御率が1.92と驚異的とも言える記録を打ち立てる。また、大学リーグ史上7人目となる通算30勝300奪三振も達成した。

3年生の11月、野村選手は大学日本代表としてNPB(U-26)選抜と対戦。のちに広島でチームメイトとなる前田健太選手(現ドジャース)の投球を見て「これまで見たことのないボール」と衝撃を受けたという。その後、大学日本代表としてプロとの交流戦を経験し、巨人を相手に3回ノーヒットに抑えるなど、野村選手はドラフトにおいて注目の選手となった。

明治大学で主戦として君臨し、大学日本代表としても存在感を示した野村選手。「精密機械」と呼ばれるコントロール、手先の器用さなどを武器に、「プロに入っても1年目から二桁勝利を期待できる」と評された。

性格は「宇宙人」「何を考えているのかわからない」「マイペース」などと言われることが多く、両親も、言葉足らずで「浮世離れ」しているというような不思議な存在と語っている。野球中心の生活は自分の中で譲れずに、何をおいても野球を優先させる。その熱意がプロ野球界にも評価されたと言えるだろう。

広島から単独1位指名を受けたドラフト会議

広陵高校、明治大学、大学日本代表での活躍を各球団に強烈に印象付けた野村選手は、2011年のドラフト会議で、東洋大学の藤岡貴裕選手(現ロッテ)、東海大学の菅野智之選手(現巨人)ともに「大学BIG3」と呼ばれ、動向が注目された。

この年のドラフト会議は、東海大の菅野選手が日ハムに指名され「巨人浪人」を決めるなど、話題の年でもあった。

野村選手に惚れ込んだ広島サイドは早々に「野村一位」を表明。結果、他球団からの指名はなく、単独1位指名を受けた。野村選手は1球団のみの指名に少し落胆したように見えたが、高校時代を過ごした広島を自らの原点と語り、「成長した姿を見て欲しい」とカープでの活躍を誓った。

同年のドラフトでは2位で菊池涼介選手が指名された。のちの2016年優勝の立役者となる田中広輔選手、丸佳浩選手も野村選手、菊池選手と同様に1989年生まれであり、広島にとって1989年生まれは好選手の宝庫となっている。

プロ入り1年目となる2012年のシーズンは、惜しくも二ケタ勝利には届かなかったものの、ローテーションの一角を担って9勝(11敗)、防御率1.98の成績を残し新人王を獲得。オールスターにもルーキーながら選出され、敢闘選手賞を受賞した。

2年目となる2013年のシーズンは自身初の完投勝利をマークするなど、前年を上回る12勝をあげる結果を残している。

しかし、2014年(7勝)、2015年(5勝)のシーズンは投球内容の不安定さなどがあり、2年連続で二ケタ勝利に届かなかった。本人は「メンタル面で結果に左右され、自分のピッチングが何なのか、迷いがありながらも答えが見つからなかった。二軍に行ったからこそ学べたことが多かった」と語っている。

復活から悲願の初優勝

2016年、前年までエースとしてチームを引っ張った前田選手がメジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍しチームを去った。野村選手は右のエースとして復活。ジョンソン選手、黒田博樹選手とともにローテーションを支える活躍を見せる。

年間を通じて結果を残した野村選手は最多勝(16勝)、最高勝率(.842)のタイトルを獲得。ベストナインにも選出された。

野村選手は2016年を振り返り「最少失点で踏ん張るゲームが多く、また、いいリズムで投げていくことで打線に得点してもらい、勝てた試合が多く、個人というよりチームで勝てたシーズンだった」と語っている。

また、女房役の石原慶幸選手と最優秀バッテリー賞も受賞。前年までの鬱憤を晴らすかのような充実したシーズンとなった。

シーズンオフには日本代表にも選ばれ、侍ジャパン強化試合を経験することになる。この強化試合で、高校時代のチームメイト、現ジャイアンツの小林選手と再びバッテリーを組むこととなり、ファンにとっても胸が熱くなる、特別な試合となった。

惜しくも、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の本戦には出場できなかったが、予備登録選手として名を連ねている。

エースとしてチームを引っ張るために

2017年シーズン以降、野村選手は他チームからのマークが厳しくなる。他球団の研究に負けないよう、さらなる進化を求めキャンプでの精力的な練習をこなしてきた。ウエイトトレーニングやランニングを精力的に行い、プレーの「質」を高めることが狙いとも語っている。

1年だけではなく長きにわたりエースとしてチームを引っ張るためにも、ローテーションを担うことが命題となる。彼の精神的支柱でもあった黒田選手のように、今後どう成長していくのか、見守っていきたい。

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