2番手からエースを目指す!西勇輝選手|【SPAIA】スパイア

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2番手からエースを目指す!西勇輝選手


入団からブレイクまでの道のり

三重県菰野高校(こものこうこう)出身の西勇輝選手。3年夏(2008年)の甲子園に初めて出場する。初戦で対戦したのは橋本到選手(巨人)擁する仙台育英高校だった。西選手は橋本選手に5打数5安打と固め打ちを許すなど、抑えきることができずに4失点(自責2)で1-4で完投負けを喫している。

プロ入り希望でもあった西選手はプロ志望届けを提出しドラフト会議に臨む。2008年のドラフト会議では東海大相模高校の大田泰示(日本ハム)が注目を集めていた。その中で西選手はオリックス・バファローズから3位で指名を受け入団に至っている。また、甲子園で雌雄を決した橋本選手は巨人から4位指名を受けていた。

プロ入り後、西選手は1年目から1軍で3試合に中継ぎ登板。4回を投げ防御率0.00と将来を期待される内容を見せた。翌2010年は18試合に登板し31.2回を投げ防御率3.41。初勝利を挙げることはできなかったものの結果を残している。

ブレイクを果たしたのは高卒3年目のシーズンとなる2011年だ。4月に初勝利を挙げると順調に勝ち星を積み重ね、初の二ケタ勝利となる10勝(7敗)を達成。大きく飛躍を遂げたシーズンとなった。

最終戦でノーヒットノーランを達成

2011年シーズンにキャリア初となる二ケタ勝利をマークし、次期エース候補に名乗りを挙げた西選手。2012年シーズンは背番号を「21」へと変更し心機一転新たな気持ちで臨んでいた。

阪急ブレーブス、オリックスの「21」は好投手がつける番号でもある。2度の最多勝を獲得し通算130勝をマークし、昭和最後の完全試合を達成した今井雄太郎選手。阪神から移籍し初年度に最多勝を獲得、1試合19奪三振の日本記録を達成した野田浩司選手らが背負っていた番号なのだ。

歴代の好投手に恥じぬ投球を見せたかった西選手だが、夏場に故障でローテーションから離脱し、8勝(3敗)となり2年連続の二ケタ勝利を逃してしまう。

しかし、西選手はシーズン最終登板で快挙を達成する。福岡ソフトバンクホークスとのシーズン最終戦に先発登板を果たした西選手。この試合はソフトバンクの小久保裕紀選手が、現役最後の試合となっており、引退試合でもあった。西選手は初回から好投を見せノーヒットノーランを達成。小久保選手も3打数ノーヒットに抑え引退試合といえど手を抜かなかったのだ。これが西選手にとってキャリア初の完封勝利でもあった。
また、シーズン最終戦でのノーヒットノーランは75年ぶりの快挙だった。

エースである金子千尋選手はこの快挙を達成したことはなく、先輩エースに先んじての記録となった。その後、金子選手は2014年に9回までノーヒットノーランに抑えたものの、代打を出され降板となり快挙達成まであと一歩と迫ったが惜しくも届かなかった。

開幕から8連勝で勢いに乗るも…

2014年シーズン西選手は開幕2カード目の初戦で初登板。その試合で7回2失点(自責0)と好投。自身の開幕戦を白星で飾ると、その後も白星を重ね交流戦序盤までの8先発で8勝を挙げる活躍を見せた。ここまでの防御率は1.03とほぼ完璧な内容でチームを勝利に導いている。また、開幕から8戦8勝は球団記録となった。

その後、オールスター前までに3つの勝ち星を重ね、11勝(4敗)としオールスターにファン投票で出場。第1戦の2番手として2回を投げたが3失点で敗戦投手となっている。

しかし、後半戦は勝ち星を1つしか上積みできず、終盤には5連敗を喫するなどシーズン通算では12勝10敗となった。12勝はキャリアハイではあるが、開幕からの快進撃を考えると物足りなさは否めない。

このシーズン、オリックスはソフトバンクと熾烈な優勝争いを繰り広げており、ゲーム差なしで2位に終わっている。4年連続Bクラスからの躍進は西選手の活躍があったからこそだが、もう一踏ん張りで優勝に手が届いていたとも言える。

このシーズン、チームのエースである金子選手は16勝5敗、防御率1.98の成績を残し沢村賞を獲得。また、優勝を逃したにも関わらず最優秀選手にも輝いた。これがエースと2番手投手の差なのかもしれない。

日米野球では継投ノーヒットノーラン

2014年シーズンの活躍が認められ、オフに行われた日米野球の日本代表に選出された西選手。東京ドームで行われた第3戦で則本昂大選手の後を受け2番手で登板。則本選手は5回まで一人の走者も許さないパーフェクトピッチング。西選手はプレッシャーが掛かった中での登板となった。

その登板直後、先頭を四球で出してしまう。1人目の打者で継投での完全試合の可能性がなくなってしまった。この回は四球一つに抑え無安打投球は続く。続く7回、先頭のロビンソン・カノー選手に死球を当て2人目の走者を許す。カノー選手はこの死球でベンチに退き代走を送られた。しかし、安打は許さずに後ろのリリーフ陣へバトンを繋いだ。

その後、西選手から牧田和久選手、西野勇士選手と継投し全員が無安打に抑え、継投で無安打投球を継続。3人の投手とともにお立ち台へ上った西選手は「プレッシャーもあり吐きそうだった」と苦しかった心境を吐露。そのような緊張状態での記録達成となったのだ。

また、小久保監督の現役最終試合でノーヒットノーランを達成した西選手が、小久保監督の采配の元で快挙を達成したことも話題の一つとなっていた。

チームが低迷するも役割は果たす

2014年シーズンに優勝争いをしたオリックスだがその後は低迷2015年、2016年とBクラスに沈みチーム状況はよくない。特にエースである金子選手の故障による欠場の影響は大きかった。2014年シーズンに16勝をマークした金子選手は2年連続で7勝止まり。また2016年シーズンはキャリア初となる負け越し。失意のシーズンとなっていた。

しかし、そのようなチーム状況の中でも西選手は2年連続で二ケタ勝利を達成。2014年シーズンから都合3年連続での2ケタ勝利となった。チーム状況が悪い中でも、最低限の結果を残してきたと言えるだろう。

そろそろ、そんな西選手もタイトルが欲しいところだ。2017年シーズン、エースである金子選手(1983年11月生まれ)は33歳だ。そろそろ、ベテランに差しかかる年齢でもある。金子選手から次期エースを受け継ぐためにも、タイトルを獲得し誰もが認める選手になることが臨まれる。

西選手が2番手から名実ともにエースへ成長することを期待したい。

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