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北海道日本ハムファイターズ、2006年の奇跡の優勝を振り返る!

2017 7/10 10:25Mimu
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プレーオフでの斉藤和巳との熱戦

特にプレーオフシリーズ第2戦が印象深い。1戦目はダルビッシュ選手がソフトバンク打線をしっかり押さえると、打っては新庄選手が決勝タイムリーを放ち快勝。当時は1勝のアドバンテージ込みで3勝先取だったため、次の試合も日本ハムが取れば、その時点で日本シリーズ進出という状況だった。

しかし、第2戦の相手先発は斉藤和巳選手。この年18勝5敗という驚異的な成績を残した、球界を代表するピッチャーだ。この日も日本ハム打線を完璧に抑え込み、8回まで0が並ぶ。日本ハム先発の八木智哉選手も好投を見せ、ホークス打線に得点を与えない。

そして0-0のまま迎えた9回裏、奇跡が起こる。ここまでまったく隙を見せなかった斉藤和巳選手が、先頭の森本稀哲選手に四球を与えてしまう。続く田中賢介選手は送りバントで一死二塁、そして3番の小笠原道大選手は敬遠し、後続との勝負を選ぶ。4番セギノール選手は三振に打ち取る。

劇的なサヨナラ勝利!

続く5番稲葉篤紀選手への2球目、稲葉選手の打球はセンター方向へ、しかしこれをセカンドが好捕。ツーアウトだったため、2塁へトス。しかしこの送球がそれてしまい、ショートの川崎宗則選手の足が離れ、1塁ランナーの小笠原道大選手はセーフ。そして川崎選手の体勢が崩れている間に、一気に2塁ランナーの森本稀哲選手がホームを駆け抜けるのだ。

この瞬間、日本ハムのサヨナラ勝ちと日本シリーズ進出が決定した。歓喜の輪を作る日本ハムナイン。しかし、一方の斉藤和巳選手はマウンドで動くことができなくなり、チームメイトだったズレータ選手らに肩を借りて、ベンチへと消えていった。このシーンは、多くのプロ野球ファンの脳裏に焼き付いている。

涙を浮かべての現役最終打席

迎えた中日ドラゴンズとの日本シリーズ。1戦目こそ川上憲伸選手に抑え込まれてしまうが、2戦目は2-1で迎えた7回に稲葉選手・新庄選手・金子選手の3連打で2点を奪い返し5-2の逆転勝利を見せる。さらに3戦目は初回から猛攻を見せ6-1で快勝、4戦目は投手陣が完封リレーで3-0と完勝と、日本シリーズでもプレーオフの勢いそのままに暴れまわる。

そして3勝1敗で迎えた第5戦。この試合も2本のホームランで主導権を握り、試合は終盤を迎える。 8回裏だった。新庄選手に現役最後であろう打席が回ってくる。目に涙を浮かばせながらフルスイング!3球ともストレートだったが、バットに当たることなく三振。しかし球場は大きな拍手に包まれた。試合はそのまま日本ハムが勝利し、44年ぶりの日本一に輝いたのだ。

まとめ

1人の選手の突然の引退宣言が、Bクラスが多かった日本ハムを優勝に導いた。44年ぶりの奇跡だと思える優勝であった。 2016年も日本一を果たした日本ハム。2017年も活躍が期待される。

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