2016年後半戦の失速を招いたアクシデント【選手編】
2016年の福岡ソフトバンクホークスは、ペナントレース開幕から快調に勝利を重ねていました。2014年、2015年と優勝を果たしたチームは、3連覇へ向けて視界良好のシーズンを送ります。しかし、後半戦にまさかの失速、最大で11.5ゲームあった差をファイターズに逆転され、3連覇は夢と散りました。
ホークスの失速劇にはいくつかの原因が取りざたされましたが、その1つが主力選手を襲った怪我のアクシデントです。
9月1日のライオンズ戦で柳田悠岐選手が、同3日の楽天戦では細川亨選手が怪我に見舞われ相次いで離脱。軸となる選手と正捕手を欠いたチームが本来の力を示せなくなったという見方は根強く残りました。
2016年後半戦の失速を招いたアクシデント【移動編】
プロ野球12球団で最も南に本拠を構えるホークス。九州をホームにする球団は他に存在せず、ホークスはビジターゲームのたびに飛行機での移動を強いられます。
2016年7月のファイターズ3連戦を前に、ホークスは北海道への移動を開始。しかし、当日の北海道は豪雨に伴う霧の発生で飛行機が着陸できないというアクシデントが発生しました。結局、チームが搭乗した飛行機は一度仙台まで戻り、再度千歳空港へ。計10時間を要した移動で、選手たちは疲労とも戦う必要に迫られました。
奇しくもこのシーズンに優勝したファイターズは、12球団で最も北に位置するチーム。2強による白熱の試合は、常にどちらかが日本を縦断するほどの移動を強いられているのです。
【試合中のアクシデント】近年で屈指の痛々しいプレー
2014年6月に行われたセ・パ交流戦の対スワローズ戦、7回の守備で中村晃選手を襲ったアクシデントをご紹介します。
3-2とホークスがリードしていた場面で、相手打者の中村悠平選手がレフト後方への大飛球を放ちました。そのまま外野フェンスに当たって跳ね返ったボールは、フェンス際でジャンプキャッチを試みたレフトの中村晃選手に直撃。こぼれたボールをすぐさま拾って返球した中村晃選手ですが、間に合わずに1塁走者が生還、スワローズが同点に追いつきました。
その後、異変に気付いたホークス側はタイムを要求、数人の選手がレフトに駆け寄ります。フェンスで跳ね返ったボールは中村晃選手の顔面を直撃しており、右目の下にできた大きな傷口がカメラに収められました。
ホークス選手3名によるホノボノ対談で飛び出した「暴露話」
2016年1月にテレビ放送された新春特番「ホークス新春スペシャル」には内川聖一選手、五十嵐亮太投手、柳田悠岐選手の3名が出演し、トークを展開しました。優勝で飾った2015年シーズンの回想からお互いへのリスペクト、このシーズンにトリプルスリーを達成した柳田選手についてと展開していきます。
そして、チームのスローガン「熱男」について話題が及んだ際、その流れで話はチームのムードメーカー・松田宣浩選手へ。松田選手の「熱男ー!!」という雄叫びとガッツポーズのパフォーマンスはミラールームで練習しているという柳田選手の暴露から、五十嵐投手は「家帰ったらこんなんだと思うよ」と放心した姿を実演。
グラウンドでエネルギーを使い果たした松田選手のプライベートな姿に一同は爆笑して、「そんな松田選手は見たくない」と盛り上がりました。
謎のゆるキャラが披露した、アクシデントのようなパフォーマンス
2016年シーズン、ホークスに新しいキャラクターが突如として現れました。ヤフオクドームを埋めたファンも「謎のキモかわキャラが気になる」「変なゆるキャラ出てきた」などと、事前告知もないまま登場した新キャラクターを噂にします。
この謎の存在、今ではすっかりおなじみとなりましたが、「ふうさん」というノッポで頭の大きいキャラクターで、その奇妙な動きや「キモかわ」とされるルックスが特徴的です。
そのふうさんは、無意味に転んだり跳ねたり逆立ちしたりと自由過ぎるパフォーマンスを見せた後、ペンギンのような短足でダッシュ。扉の開いた出口から退場する際、大きな頭を扉の上の壁にぶつけて仰向けに転倒しました。そしてそのままスタッフに足を引っ張られて退場する姿がファンの爆笑を誘っています。
まとめ
昨年は屈辱ともいえる大逆転を許し、日本シリーズへの進出も阻まれたホークス。
2017年は怪我など負のアクシデントを減らし、ファンを魅了するパフォーマンスと楽しめるハプニングで盛り上げ、再び頂点の座を目指してほしいところです。