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あの伝説の選手も!中日ドラゴンズにまつわるアクシデント

2017 7/10 10:01sachi
>バッターⒸShutterstock.com
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Photo by Evgenii Matrosov/Shutterstock.com

プロ野球セ・リーグの中日ドラゴンズに降りかかった、思わずズッコケてしまうようなアクシデントをご紹介します。 数々の名選手が所属してきたドラゴンズですが、華麗な技術や熱いプレーの裏側には、珍プレーやハプニングなどのアクシデントも存在します。 それらから代表的なものを選んでみました。

ドラゴンズが誇る(?)ハプニングの達人、宇野勝選手の武勇伝・1

かつて中日ドラゴンズでプレーした宇野勝選手。遊撃手では珍しい長距離バッターとして、1980年代を中心に活躍した名選手です。ドラフト会議で宇野選手を3位で指名したドラゴンズは、その強肩と守備力を評価していました。しかし、宇野選手を全国的に有名な存在にしたのは、いわゆる「珍プレー」と呼ばれる試合中のハプニングです。
宇野選手のハプニングで最も有名なのが「宇野ヘディング事件」です。1981年8月のジャイアンツ戦、ショートやや後方のポップフライに対し、照明が目に入った宇野選手は目測を誤って打球をグローブでなく頭に当てます。よもやのエラーの瞬間をカメラがはっきりと捉えていたことから、プロ野球屈指の珍プレーとして語り継がれることとなりました。

ドラゴンズが誇る(?)ハプニングの達人、宇野勝選手の武勇伝・2

前述の「宇野ヘディング事件」で失点を喫しながら、9回を完投して勝利投手となった星野仙一氏。当時から激情型だった星野氏ですが、面倒見の良さで後輩に慕われる存在でした。痛恨のエラーを犯した宇野選手を、星野氏は試合後に食事に誘いました。これを身内の都合で一度は断った宇野選手ですが、結局は星野氏の運転する車についていき、そして赤信号で停止した星野氏の車に追突しています。
また、1984年5月のホエールズ戦では、右翼ライン際へ浅いフライを打ち、ホエールズの高木由一選手がこのボールを落球。それを見て1塁ベースを蹴り2塁へと猛ダッシュを図った宇野選手ですが、その際に1塁ランナーの大島康徳選手を追い抜いてしまい、アウトとなる珍プレーを披露しました。

宇野勝選手の系譜を継ぐ?ドラゴンズ主砲の平田良介選手の武勇伝・1

ドラゴンズの現主砲であり、2016年からはキャプテンを務める平田良介選手。WBC日本代表にも名を連ねる走攻守の揃った名選手ですが、球場外で起こすハプニングは達人・宇野選手にも劣りません。
昨年11月に選手契約の更改を行った平田選手。国内FA権を取得しながらドラゴンズ残留という男気ある決断をした平田選手ですが、肝心の印鑑を忘れてきたため自宅へ取りに帰るというハプニングを起こしました。 この時、新たに5年延長、推定5,000万円増という契約にサインした平田選手ですが、印鑑忘れに呆れた球団側から契約見直しをされず、ホッとしたのではないでしょうか。

宇野勝選手の系譜を継ぐ?ドラゴンズ主砲の平田良介選手の武勇伝・2

また、昨年放送されたテレビのバラエティ番組に出演した平田選手は、収録現場に2時間も遅れて登場。遅刻の理由を聞かれると「名古屋からの新幹線の時間を勘違いした。その間は自宅で息子と遊んでいた」と正直に語って周囲を苦笑させます。
さらに、遅刻の罰ゲームとしてタイガース・藤浪投手の投球フォームをモノマネで披露すると、右手につけた数珠のブレスレットが外れそうになるハプニング。平田選手が腕を振った先にはゲスト出演の俳優・西田敏行さんがびっくりした顔で座っており、進行役を務めたネプチューンの名倉潤さんも、思わず「(ブレスレットを)外せ!」と指示。「あんた遅刻してきてムチャクチャやな!」とツッコミを入れる爆笑騒ぎとなりました。

「輝く男」和田一浩選手を襲った自打球のアクシデント

1997年に西武ライオンズでプロ野球入り、2008年から現役引退までをドラゴンズで過ごした和田一浩選手。ナゴヤドーム外野席のスタンドには「輝く男」と書かれた和田選手の応援横断幕が掲げられました。そんな人気選手を襲ったアクシデントは2014年のセ・パ交流戦で起こりました。
千葉ロッテマリーンズとの対戦で、相手エースの涌井秀章投手が投げた変化球に体勢を崩しながら食らいついた和田選手。懸命にバットに当てたボールはその場でワンバウンドし、和田選手がかぶっていたヘルメットのつばに下から直撃しました。
体勢が少しずれれば顔面に直撃したかもしれない危険な場面でしたが、スイングと合わせてヘルメットが脱げ落ちた頭部から「輝く男」の本領が発揮され(?)、味方ベンチからも思わず笑みがこぼれるハプニングとなりました。

まとめ

この記事でご紹介したアクシデントの持ち主は、いずれも中日ドラゴンズで中心的役割を担った名選手です。 数々の記録や、ファンの記憶に残るプレーを披露してきた中には、真剣だからこそ笑えてしまうハプニングシーンも起きるもの。 これからも珍プレーに恐れることなく、ファンを魅了するプレーを見せてほしいですね。