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東北楽天ゴールデンイーグルスの18番を背負ってきた名選手2人

2016 8/13 15:01
背番号18
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東北楽天ゴールデンイーグルスの18番といえば田中将大が有名だが、他にも18番を背負っていた選手がいる。楽天の18番について紹介する。

東北楽天ゴールデンイーグルス創設時の背番号

東北楽天ゴールデンイーグルスは2004年オフに創設され、2005年からパシフィック・リーグで戦っている。近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの選手から分配ドラフトで加入した選手と一部のトレード選手で構成されていた。

その中でエースナンバーである18番を背負うに値する実績のある選手は、岩隈久志と川尻哲郎の投手2人だけだった。 岩隈は近鉄時代につけていた21番を着用し、川尻も阪神時代の19番を選択。ドラフトで獲得した一場靖弘は明治大学時代と同じく11番に決定した。18番はドラフト2巡目で入団した渡辺恒樹がつけることになった。

東北楽天ゴールデンイーグルスの初代18番“渡辺恒樹”

社会人野球のNTT東日本から2004年のドラフト2巡目で楽天に入団した渡辺は、社会人時代に都市対抗野球で優秀賞を獲得するなどの実績があった。2005年、2006年と中継ぎで起用されるが、2年間で1勝2敗と結果を残せなかった。その結果、2006年ドラフト1巡目で入団してきた田中将大に背番号18を明け渡す。 奮起した渡辺は、2007年に65試合に登板するなど貴重な中継ぎ左腕としてチームに貢献。65試合登板はこの年のリーグ最多登板となり、ホールドポイントもチーム最多の15をマークした。

東北楽天ゴールデンイーグルスのエースは俺だ“田中将大”

東北楽天ゴールデンイーグルスの18番といえば、やはり田中だろう。高校時代から注目されていた超高校級投手をドラフトで指名して交渉権を獲得した楽天はエースナンバー18を用意。田中は1年目から活躍し新人王を獲得する。その後も岩隈と両輪で、創設間もないチームを支えた。

岩隈がメジャーリーグへ移籍してからは、名実ともにエースとして2013年にチームを日本一へと導く。この年はレギュラーシーズンで24勝0敗1Sというとてつもない記録を打ち立てた。日本一を置き土産に、2014年から戦いの場をニューヨーク・ヤンキースへと移した。

東北楽天ゴールデンイーグルス今後の背番号18番はどうなる?

2016年現在、楽天の18番は空き番となっている。今後、楽天は18番をどうするのだろうか。永久欠番にするのか、それとも期待の新人が現れた時に継承するのだろうか。読売ジャイアンツのように、有望なFA選手を獲得するときの切り札として使うことも考えられる。

ちなみに同じような状況だった北海道日本ハムファイターズは、ダルビッシュ有の11番を大谷翔平が継承し、見事にハマっている。背番号は球団にとって物語になるため、有望な新人選手に継承してほしいものだ。18番の行く末が注目される。