「浪速の四天王」が注目された2005年のドラフトを振り返る|【SPAIA】スパイア

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「浪速の四天王」が注目された2005年のドラフトを振り返る


2005年のドラフト事情は?

東北楽天ゴールデンイーグルスが球界に参入した初年度でもある2005年。セ・パ交流戦も始まりプロ野球の体制がこの年から大きく変わったと言っても過言では無い節目だ。また、高校生と大学生・社会人のドラフトに分離された年でもある。
前年(2004年)まで1球団2名まで指名可能であった「自由獲得枠」が1名に減少。制度名を「希望入団枠」とし新たなスタートとなった。それに加え育成ドラフトがスタート。大学生・社会人ドラフトの行われた11月18日時点では正式導入となっていなかったために12月1日に改めて育成ドラフトが行われている。

高校生ドラフトでは2度の交渉権訂正

高校生ドラフトでは3選手に各2球団ずつの重複指名があり、残りの6球団が一本釣りとなった。

【高校生ドラフト:1巡目重複】
陽仲壽選手※(福岡一高):☆日本ハム、ソフトバンク
片山博視選手(報徳学園高):☆楽天、広島
辻内崇伸選手(大阪桐蔭高):☆巨人、オリックス

※現:陽岱鋼選手
☆は交渉権獲得

【高校生ドラフト1巡目:単独指名】
柳田将利選手(青森山田高):ロッテ
炭谷銀仁朗選手(平安高):西武
鶴直人選手(近大附高):阪神
平田良介選手(大阪桐蔭高):中日
山口俊選手(柳ヶ浦高):横浜(現DeNA)
村中恭兵選手(東海大甲府高):ヤクルト

【高校生ドラフトハズレ1巡目】
荒川雄太選手(日大高):ソフトバンク
鈴木将光選手(遊学館高):広島
岡田貴弘選手(履正社高):オリックス

3回の抽選が行われたが辻内選手、陽選手の抽選において本来ハズレであるオリックス、ソフトバンクが交渉権を確定と勘違いしてしまい、後に訂正される事態となった。これにより陽選手は希望していたソフトバンク入りから一転、日本ハム入りとなり記者会見では顔をこわばらせていた。
一方、辻内選手はオリックス入りかと思われていたところ巨人と訂正されたために顔がほころんだ。 本来、起きてはならないドラマが起こったのである。

注目を浴びていたのは浪速の四天王

高校生ドラフトで注目を集めていたのは辻内崇伸選手(大阪桐蔭高)、平田良介選手(大阪桐蔭高)、鶴直人選手(近大附高)、岡田貴弘選手(履正社高)ら「浪速の四天王」だった。
辻内選手は最速156キロを誇り超高校級左腕として注目を浴び、大阪桐蔭高を夏の甲子園ベスト4まで導いている。その辻内選手とチームメートでもあった平田選手はスラッガーとして注目を浴びていた。清原和博選手(PL学園高→西武他)と並ぶ1試合3本塁打を放つなど、高校通算70本塁打を記録。右の長距離砲として期待が高まっていた。
甲子園に出場は無かったものの、近大附高で1年生時からベンチ入りを果たし最速151キロを記録していた鶴選手。故障歴があったものの潜在能力が高く上位指名が予想されていた。また、履正社高の岡田貴弘選手も甲子園出場はなかったが、松井秀喜選手にあやかり「浪速のゴジラ」とも呼ばれ左の大砲として注目を浴びていた。
4人はそれぞれ1位指名を受けプロに入りしのぎを削ることになる。2017年シーズン時点で平田選手、岡田選手が現役を続けているが鶴選手、辻内選手は引退し第二の人生を歩んでいる。高校当時のライバルもプロに入ると大きな差がついてしまうという例の一つかも知れない。

大学生・社会人ドラフトは希望入団枠もあり無風

1枠に減少となったとは言うものの、自由競争である希望入団枠があったため波乱は起きなかった。9名の選手が希望入団枠でプロ入りを果たし松田宣浩選手(ソフトバンク)、平野佳寿選手(オリックス)は第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)において日本代表にも選ばれている。
福田聡志選手(巨人)、松永浩典選手(西武)の2名はすでに現役を引退しているが、残りの7名はベテランとしてチームを支えている。(高宮和也選手は現在、阪神に所属)

【希望入団枠】
ロッテ:なし
ソフトバンク:松田宣浩選手(亜細亜大)
西武:松永浩典選手(三菱重工長崎)
オリックス:平野佳寿選手(京都産業大)
日本ハム:八木智哉選手(創価大)
楽天:なし

阪神:岩田稔選手(関西大学)
中日:吉見一起選手(トヨタ自動車)
横浜:高宮和也選手(ホンダ鈴鹿)
ヤクルト:武内晋一選手(早稲田大)
巨人:福田聡志選手(東北福祉大)
広島:なし

下位指名から球界を代表する選手へ

上位指名とはならなかったが、2017年現在で球界を代表する選手も誕生している。

本多雄一選手は、社会人の三菱重工名古屋からソフトバンクへ5位指名で入団。ルーキーイヤーとなった2006年は37試合の出場に終わるが、2年目にはレギュラーを獲得。2010年、2011年には盗塁王を獲得するなどの活躍を見せ、2013年に開催された第3回WBC日本代表にも選出されている。

日本ハムに4位指名されたのは、シダックス所属の武田勝選手だった。武田選手は勤務先のカラオケボックスでサインをした逸話もある。2016年シーズンに惜しまれつつ現役を引退したものの、日本ハムにおいて軟投派の左腕エースとして通算83勝をマーク。現役引退後は日本ハムの球団職員の立場として独立リーグの石川ミリオンスターズに派遣されフロント業務に携わっている。

高校生ドラフトでヤクルトの3巡目に指名された川端慎吾選手が、2015年に首位打者を獲得するなどリーグ優勝に大きく貢献。2017年シーズンは故障もあり開幕から出遅れているが、チームを引っ張る存在としてまだまだ欠かせない存在だ。

楽天が高校生ドラフト3巡目で指名したのはヒットメーカーの宇部銀次選手(現:銀次)だ。捕手として入団したものの打撃を生かすためにプロ入り後コンバートされ、首位打者争いの常連となっている。

初の育成ドラフトから鉄腕が誕生

この年から初めて育成ドラフトが行われるようになった。初の育成ドラフトから大ブレイクしたのは、巨人が指名した山口鉄也選手だ。2年目に当たる2007年開幕直後に支配下登録を勝ち取ると中継ぎとして32試合に登板。翌2008年からは9年連続で60試合に登板しチームの中継ぎエースとして君臨。2016年終了時点で270ホールドはプロ野球記録となっており、まさに育成出身として希望の星となった。
2005年のドラフトで入団した選手は2017年シーズンが12年目のシーズンとなる。現役生活の後半戦となるこれからもベテランとしての活躍に期待したい。

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