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菊池雄星選手が一番人気だった2009年のドラフトを振り返る

2017 6/30 12:56cut
グローブとボール
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Photo by Suzanne Tucker/Shutterstock.com

2009年のドラフトとは?

メジャーリーグに近い天然芝を張り巡らせ、また、左右非対称のスタジアムとしてこの年4月に開場したのがマツダスタジアムだ。近年、広島東洋カープは「カープ女子」がもてはやされ、チームがクライマックスシリーズの常連となり、2016年シーズンに優勝を果たしたのも2009年の新スタジアムが1つのきっかけとなっている。広島はその年のドラフトでは甲子園のスターを獲得し将来への投資を行っている。

この年のドラフトで注目を集めたのは花巻東高校の菊池雄星選手だった。甲子園では最速152キロをマークし準優勝。多くの球団が注目し1位指名では6球団が入札し埼玉西武ライオンズが抽選の末に交渉権を獲得している。

1位指名で競合したのは菊池選手のみとなり6球団が一本釣りに成功。菊池選手の抽選を外した5球団もハズレ1位の入札で重複することは無くドラマは起きなかった。

また、2度の指名拒否(2006年日本ハム4位、2008年ロッテ2位)を行っていた長野久義選手が、3度目の正直で読売ジャイアンツに1位指名され入団を果たしている。

【1巡目指名重複】
菊池雄星選手(花巻東高校):☆西武、阪神、ヤクルト、楽天、中日、日本ハム

【単独1巡目指名】
長野久義選手(Honda):巨人
今村猛選手(清峰高):広島
筒香嘉智選手(横浜高):横浜
今宮健太選手(明豊高):ソフトバンク
荻野貴司選手(トヨタ自動車):ロッテ
古川秀一選手(日本文理大):オリックス

【ハズレ1巡目指名】
岡田俊哉選手(智弁和歌山高):中日
中澤雅人選手(トヨタ自動車):ヤクルト
二神一人選手(法政大):阪神
中村勝選手(春日部共栄高):日本ハム
戸村健次選手(立教大学):楽天

「田澤問題」翌年に菊池雄星選手がメジャー志望

この年、一番の目玉であった花巻東高の菊池雄星選手が、前年、大騒動を起こし【田澤ルール】まで制定させた、田澤選手と同じくメジャーへの志望を表明した。菊池選手はドラフト前に、日米合計20球団と面談を行うなどを行っているが、田澤選手とは違い菊池選手は日本でのプレーを決断する。涙ながらのインタビューを行い人々の胸を打った。
その次にメジャー志望を打ち出したのは菊池の後輩に当たる大谷翔平選手(日本ハム)というのも興味深い。
※田澤ルール:日本プロ野球のドラフト指名を拒否し海外でプレーを行った場合、高卒3年、大卒・社会人2年は日本でプレーできない。

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