日本代表の4番を背負い世界で戦う男・筒香嘉智選手|【SPAIA】スパイア

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日本代表の4番を背負い世界で戦う男・筒香嘉智選手


プロ入りから大ブレイクまで

2009年ドラフト1位で横浜高校から横浜ベイスターズへと入団を果たした筒香嘉智(つつごう よしとも)選手。ドラフト時から高校生スラッガーとして大きな注目を浴びていた。2010年には3試合ながら一軍でも試合に出場し、プロ初本塁打も記録している。

本格的に試合に出るようになったのは2012年のことだった。初めて100試合以上に出場し、最終的に108試合へ出場、打率.218、10本塁打、45打点をマークする。しかし、打率.218は規定打席到達者の中で最下位となり、試合に出場できるようになったものの悔しいシーズンに終わってしまう。

2013年は故障の影響で23試合の出場にとどまってしまった筒香選手が、本格化したのは2014年シーズンだった。このシーズンで初めて打率.300に到達、本塁打も22本放ち一流打者への仲間入りを果たしたのだ。翌2015年には前年の成績を凌駕し138試合に出場し打率.317、24本塁打、93打点と、キャリアハイのシーズンを過ごしたのだ。ここから日本を代表する打者として筒香選手が注目を浴びるようになった。

圧倒的な存在感を放った2016年7月

2016年筒香選手はシーズンを通して打率.322、44本塁打、110打点の成績を残しセ・リーグの二冠王に輝いた。この成績を残したことで日本が誇るスラッガーの松井秀喜選手(元ヤンキース他)とも比べられるようになったのだ。

その筒香選手の記録を牽引したのが7月だった。2016年7月の筒香選手はまさに神がかりな成績を残しチームを引っ張る。24試合に出場し打率.429、16本塁打、31打点をマーク。オールスターゲーム明け2戦目となる7月19日の東京ヤクルトスワローズ戦から3試合連続でマルチ本塁打を放つのだ。この3試合連続マルチ本塁打はプロ野球史上初の出来事でもある。

7月の反動からか8月は打率.247、5本塁打、13打点と年間でワーストの数字となってしまう。しかし、クライマックスシリーズへ向けての追い込みがかかった9月には打率.357、7本塁打、22打点の成績を残した。この活躍でDeNAはチーム史上初となるクライマックスシリーズ進出を果たしたのだ。

クライマックスシリーズではファーストステージ初戦で本塁打を放ったものの、7試合で打率.148(27打数4安打)、1本塁打、2打点と全体的には不調だった。2017年シーズンはクライマックスシリーズでの活躍にも期待がかかる。

プレミア12でのエラー

筒香選手は2015年シーズンオフに行われたプレミア12で本格的に日本代表デビューを果たす。予選ラウンドでは5番左翼、決勝トーナメントからは4番指名打者としてチームを引っ張った。大会通算では8試合に出場し、打率.385(26打数10安打)、0本塁打、5打点と十分な活躍を見せ主力としてチームに貢献した。

筒香選手は打撃で活躍したものの、守備で致命的なミスを犯してしまった。ドミニカ戦で相手選手が放った打球の目測を誤ってしまい安打にしてしまったのだ。記録上、失策はつかなかったものの、筒香選手のミスということは誰にでもわかるものだった。その後、小川泰弘選手が同点に追いつかれる2点本塁打を打たれてしまったのだ。

イニングが終わりベンチに戻ると明らかに筒香選手はうなだれていた。その筒香選手へ声を掛けたのが中田翔選手だ。中田選手は筒香選手を気遣い「気にするな」と声を掛けリラックスを促す。その中田選手は8回表の打席で2点適時打を放ち、再びドミニカを突き放す男気を見せ筒香選手を安心させたのだ。

筒香選手は試合後に「中田さんに助けてもらった。感謝です」とコメントし再び息を吹き返したのだ。

WBCで4番を任される信頼感

第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で筒香選手は全試合を通して4番を任されるなど、小久保裕紀日本代表監督の信頼を全面的に受けていた。2015年オフのプレミア12での活躍、2016年シーズンの圧倒的な成績、小久保監督だけでなく日本代表メンバー、そして多くの野球ファンも筒香選手を認め4番としての活躍を期待していた。

迎えたWBC本戦で筒香選手は、1次ラウンドから活躍を見せてくれた。初戦となったキューバ戦では、7-4と3点リード出迎えた7回裏に第1号本塁打を放つ。続く2戦目のオーストラリア戦では、8回表にダメ押しとなる2点本塁打を放ち3試合で打率.364、2本塁打、5打点の活躍をみせ、見事に1次ラウンド(プールB)のMVPにも輝いた。このMVP受賞にも筒香選手は浮かれることなく「次の戦いに向けて準備していきたい」と語り、勝って兜の緒を締め直している。

2次ラウンド初戦のオランダ戦ではノーヒットに終わるが、再戦となったキューバ戦で3打数3安打の猛打賞を記録。準決勝進出を掛けて対戦したイスラエル戦では、0-0出迎えた6回裏に先制本塁打を放つ。1次ラウンドに続き2次ラウンドでも筒香選手は結果を残し、準決勝進出の大きな原動力となったのだ。

WBCアメリカ戦での一打

チーム史上初の6戦全勝で準決勝進出を決めた日本代表。その4番としてチームを引っ張った筒香選手は当然のように準決勝・アメリカ戦でも4番に座る。3回まで両チーム無得点で迎えた4回表に名手菊池涼介選手の失策から1点を失い、日本は0-1と1点ビハインド。しかし、6回裏に失策を犯した菊池選手がソロ本塁打を放ち、1-1の同点に追いつく。その後、8回には松田宣浩選手のもたつきの間に日本は1点を失い、再び1-2と1点のビハインドとなってしまう。

そして迎えた8回裏2死一、二塁の場面で筒香選手に打席が回ってくる。アメリカベンチはここで投手を交代し、右投手のニシェック投手をマウンドに送った。通常であれば左打者の筒香選手には左投手を出すことがセオリーだ。しかし、筒香選手は左投手を苦にしていないことがアメリカ側もわかっていたのだろう。そこで変則的なサイドスローのネシェック投手を投入してきたのだ。

この打席で筒香選手は、本塁打かと思われるような打球を放つ。しかし、打球は失速しライトフライに終わってしまう。これが、筒香選手のWBCにおける最後の打席だった。

筒香選手はアメリカ戦で3打数ノーヒットと結果を残すことはできなかったが、大会を通じて4番としての責任を果たし、チームを引っ張ってくれたことには違いない。次回大会でも主砲としての活躍に期待がかかる。

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