「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

新戦力でチームも変化!?2017年に新加入した選手たちの活躍とは

2017 6/28 09:44Mimu
野球
このエントリーをはてなブックマークに追加

FAで加入した日本を代表する外野手!阪神 糸井嘉男

2017年3月31日、いよいよプロ野球の2017年シーズンが始まった。昨年オフもトレードやFAで様々な選手が移籍し、ドラフトでも各世代で実績を残した選手たちが続々入団。彼らがどれほどの結果を残してくれるか注目が集まっている。今回は新加入した選手たちの活躍についてまとめてみた。
まず最も大きな影響を与えているのが、阪神タイガースへと移籍した糸井嘉男選手ではないだろうか。04~12年までは日本ハム、13~16年まではオリックスに在籍し、規定打席に到達した8年のうち7度の3割を記録した実績抜群の選手だ。通算安打数は1521本、2014年には.331で首位打者を獲得しており、ゴールデングラブ賞7度と守備も抜群、2016年には35歳とベテランの域に入りながら、53個の盗塁を記録し、史上最年長での盗塁王を獲得した(西武ライオンズの金子侑司選手と同数)。走攻守すべてがそろった、頼もしい外野手が阪神へと入団した。
新天地では、主に3番センターのレギュラーとして期待されている。オープン戦では9試合のみの出場で、あまり結果も出ていなかったが、いざシーズンが始まると、開幕戦でタイムリーを放ったり、4月2日~5日にかけて3試合連続のホームランを放ったりと、バッティングの方でチームを牽引している。
特に5日のヤクルト戦での本塁打は、同点からの勝ち越しスリーランだった。チームは開幕から好調だが、間違いなく大きな存在となっているだろう。

デビュー戦があわやノーヒットノーラン!?広島 加藤拓也

ルーキーながら大きな注目を集めているのが、広島東洋カープの加藤拓也選手だ。2016年のドラフトで新加入した選手なのだが、1位指名ということもあり、キャンプ中から非常に期待された存在だった。カープは昨年セリーグを制覇したものの、やはり黒田博樹さんが引退した穴は大きく、それを埋める人材の発掘が急務だったのだが、そのポスト黒田の筆頭候補としてあげられていたのが、この加藤選手なのだ。
実はオープン戦では制球がいまいちだった。2試合で10イニングで3失点と、防御率だけを見れば2.70という無難な成績なのだが、15日の楽天戦では5イニングで98球を要したり、20日のオリックス戦では5回で4四球を出してしまったりと、防御率以上にプロの壁に苦しんでいたのだ。
しかし、4月7日のヤクルト戦、クリス・ジョンソン選手が咽頭炎で登板を回避したために急遽出番が回ってくると、なんとあわやノーヒットノーランというピッチングを見せたのだ。結局9回1死からバレンティン選手にレフト前ヒットを打たれて快挙達成とはならなかったが、鮮烈な公式戦デビューとなった。

日本に戻ってきた頼りになる男!巨人 ケーシー・マギー

読売ジャイアンツのケーシー・マギー選手も注目だ。プロ野球ファンにとっては、2013年の楽天での活躍がおなじみかと思う。アンドリュー・ジョーンズ選手とともに現役メジャーリーガーの触れ込みで入団し、144試合.292(513-150) 28本塁打 93打点の好成績で、チーム創設初の日本一に大きく貢献した選手だ。
その後はメジャーリーグへと復帰し、2014年にはマーリンズで.287(616-177) 4本塁打 76打点と好成績を残す。ここ数年間は苦しい成績も続いたが、2017年から読売ジャイアンツへ入団。4年ぶりに日本へと戻ってきたのだ。実は楽天に入団する前から巨人はマギー選手のことを調査しており、数年越しの相思相愛となった。
元々は村田修一選手や阿部慎之助選手のバックアップとして期待されていたのだが、シーズンが始まってからは、主に先発で起用される。好調な坂本勇人選手、阿部慎之助選手の後ろを打つ5番バッターとして、楽天時代と変わらぬ勝負強さを発揮している。
4月2日の中日戦では、同点の状況から勝ち越しタイムリーを放ち、開幕カード3連勝に大きく貢献した。実はオープン戦では絶不調で、周囲からは心配の声も上がっていたのだが、いつの間にやらそんな声はどこかに吹き飛ばされてしまった。

新戦力が勝利の方程式に!?楽天 森原康平、フランク・ハーマン

パリーグの楽天から、新たに勝ちパターンとして定着した森原康平選手、そしてフランク・ハーマン選手を紹介しよう。森原選手は広島県の山陽高校から近畿大学、新日鐵住金広畑を経て、2016年のドラフト5位で入団した選手だ。新人ながらオープン戦からずっと結果を残し続け、見事に開幕1軍に抜擢。
すると、開幕から10試合にわたって無失点を続けるという、予想以上の好投を見せた。実はプロ入りするまでほとんどリリーフの経験はなかったそうなのだが、リリーフでの短期集中型のピッチングスタイルが本人にも合っていたらしく、ここまで好成績を収めている。
そしてもう1人勝ちパターンとして定着した新戦力がフランク・ハーマン選手だ。フィラデルフィア・フィリーズから獲得してきた選手なのだが、なんとハーバード大学卒という異色の経歴を持つ選手として話題になった。
ピッチングスタイルとしては、150km/hを越える速球でぐいぐいと押していくというもの。オープン戦では2つのボークをとられてしまったこともあったが、きっちりと修正して、いまや森原選手とともにチームに欠かせないセットアッパーとなった。森原選手、ハーマン選手、そしてクローザーの松井裕樹選手が、今の楽天の勝利の方程式だ。

新戦力で絶好調!オリックス ステフェン・ロメロ、黒木優太

最後にオリックスから2人の選手を紹介しよう。開幕から好調で、3シーズンぶりの貯金もできたオリックスだが、その好調の要因となっているのは4番のステフェン・ロメロ選手だろう。オープン戦から好調を維持し、開幕2カード目の西武戦からは大爆発。
4月4日の試合で来日初ホームランを放つと、そこから8日の日本ハム戦まで4戦連発の活躍を見せ、見事にチームを4連勝に導くのだ。守備でもライトで好プレーを見せており、攻守にわたってチームを牽引している。
そしてオリックスでもう1人注目なのが、黒木優太選手だ。立正大学から2016年のドラフト2位で入団した選手で、オープン戦から5試合無失点の好投を見せ、開幕1軍入りを果たした。最速153km/hのストレートに、切れ味のある縦のスライダーが武器。カーブやチェンジアップで緩急をつけたピッチングもできる、引き出しの多い選手で、いまやオリックス不動のセットアッパーのポジションを獲得した。
平野佳寿選手の調子がイマイチなため、今後次第ではルーキーながらクローザー抜擢という可能性も十分にあるだろう。それくらい、見事な投球を見せているのだ。
このように、好調なチームというのは、既存戦力と新戦力が上手くかみ合っているものだ。たった1人の選手が加入しただけでも、チームは一気に勢いづくということはよくある。今回紹介した選手たちも、そういった存在になってくれるだろうか。

関連記事

おすすめの記事