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千葉ロッテマリーンズの歴代監督がチームに残したモノ


マウンドに野球ボール

Photo by David Lee/Shutterstock.com

千葉ロッテマリーンズのファンの中には、毎月1回行われるファン感謝イベント「マリンフェスタ」を楽しみにしている方も多いだろう。イベントを楽しんだら、この機会にチームの歴史をもっと知りたいと思わないだろうか。そんなファン思いの球団、千葉ロッテマリーンズの歴代監督3人をピックアップし、彼らが何を残したのか考察する。

山本 功児

山本功児氏は、1999年?2003年に千葉ロッテマリーンズの監督を務めた。
チームの戦績は、在任中すべて5位か4位に終わり、一見するとパッとしない印象だ。しかし、不振にあえぐチームを根気よく改善・改革し、最後の2003年には借金1というところまで戻している。
なかでも2003年シーズンの9月・10月の成績は22勝8敗1分で勝率.733という絶好調だったのが山本監督の手腕をよくあらわしている。
そんな山本監督が千葉ロッテマリーンズに残したモノ。 それは、「若手を根気よく育成し、生え抜きを積極的に起用することの大切さ」ではないだろうか。 就任当初は、戦力不足で悩む中、若手生え抜きの大塚明や立川隆史を積極起用し、ベテラン勢を中心に外部補強を適宜行いながら戦い抜く。
その間も根気よく若手の育成に注力し、やがて次に続くバレンタイン監督率いるチームの躍進の原動力になったサブロー、里崎智也、小林宏之を育てあげることに成功している。 近年、バレンタイン監督時代に大活躍したこの3選手を育てあげたことで、山本監督の手腕が再評価されている。

ボビー・バレンタイン

ボビー・バレンタイン氏は米国 テキサス・レンジャーズを率いたメジャー・リーグの監督だった。
その時の手腕を買われて、95年に千葉ロッテマリーンズの監督に就任する。 フロントとの確執でその年で引退してしまうが、2004年、不振にあえぐチーム再建を請われて9年ぶりに日本球界に復帰する。
その後の活躍はご存知の通りだ。 パ・リーグ優勝、日本シリーズ優勝、第一回アジアシリーズ優勝とすばらしい実績だ。 そんなボビー・バレンタイン監督が千葉ロッテマリーンズに残したモノ。
それは、「選手起用に独自の思想・哲学を貫きとおす大切さ」ではないだろうか。 バレンタイン監督が最も重視した選手起用における哲学、それは、ほぼすべてのポジションで必ず複数の選手を起用すること。これによって選手間に競争意識を芽生えさせ、各選手を適度に休息させて故障を防ぐというものだ。
このバレンタイン監督の思想によって、チームは故障者を出すことを抑え、長く安定して戦える体制を整えたのだ。

伊東 勤

伊東勤氏は、現在千葉ロッテマリーンズを率いる現役の監督だ。
伊藤監督と言えば、選手時代は西武黄金期を支えた名キャッチャーだ。抜群のリード力、守備力を武器におよそ20年近くにわたり正捕手の座を守り抜いたことで有名な選手だった。
現役引退後、すぐに西武ライオンズの監督に就任し、1年目でなんとリーグ優勝、12年ぶりの日本一という快挙を成し遂げた。監督としての手腕は折り紙つきで、今期のマリーンズの活躍にも期待が掛かる。
< そんな伊東監督がチームに残そうとしているモノ。 それは、「球団と現場の選手が一体となってファンを大切にすること」だ。 伊東監督は野球解説者時代に海外、特にメジャーへの視察に行く機会があった。そこでメジャーリーグ流のファン感謝祭やイベントを目の当たりにし、これを日本の球界にも取り入れたいという思いを強くしたという。
マリーンズのファン感謝祭は非常にバラエティに富んだものだが、それもフロントと現場が一体となってファンに喜んでもらえる環境を作りたいという伊東監督の思いが生かされたものだろう。

まとめ

千葉ロッテマリーンズの歴代監督は選手を大切にする、そしてファンを大切にするという思いに溢れた監督で魅力的だ。
球団経営陣、監督、そして選手がファンを大切にする、楽しませることに一丸となって取り組むという伝統があるからこそ、大人気のファン感謝祭が生まれたのだろう。これからもますますファンに喜ばれ、愛される球団になっていくだろう。

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