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北海道日本ハムファイターズの必勝パターン

2016 8/13 06:01
イメージ画像,ⒸDavid Lee/Shutterstock.com
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ⒸDavid Lee/Shutterstock.com

抑えにつなげ!いぶし銀のセットアッパー

2016年の北海道日本ハムファイターズの必勝パターンは、先発から抑えにつなぐセットアッパーの存在抜きには語れない。

左のサイドハンド、30歳の宮西尚生。2008年の入団から中継ぎ一筋で9年間実績をコツコツと積み上げ、サイドスロー特有の角度のあるボールで、累計200のホールドポイントを達成。これはパリーグ初となる快挙だ。今後も数字を伸ばしていってくれることだろう。

投打の要!二刀流大谷

日本ハムの二刀流といえば、大谷翔平だろう。今年はまだ規定打席数に達していないが、63打数21安打、8本塁打と好成績を残している。

主軸を打つようになると、相手チームも研究するため打ち難くなるケースもあるが、そんな素振りはまったく感じさせない。むしろ、主砲へと成長してくれているのではないだろうか。

反面、投手成績は勝てない日が続いている。160km/hを超える速球とフォークを武器にしっかり抑え、打線の援護射撃があれば、先発大谷から宮西へとつなぐ必勝パターンへ持っていくことができそうだ。

小技が光る!犠打数はリーグトップ

現在、犠打数がリーグトップの日本ハム。もとより本塁打を狙える打者が揃っていることに加え、計算された攻撃がチームの得点力をアップさせている。長打攻勢ではなく、犠打や進塁打(ランナーを進めて自らはアウトになる)といった堅実な攻撃で着実に1点を重ねていく野球だ。

これが日本ハムの必勝パターンといえ、この支えが中島卓也だ。現時点ですでに犠打数17を記録しており、バント職人になりつつある。また、走塁面も重点的に強化されている。チームは中島や西川遥輝を中心に、盗塁やプレー中に「次へ次へ」と塁を狙う姿勢を見せ、スピーディでスリリングな攻撃を可能にしている。

レアード、中田ハイタッチ

2016年日本ハムの大砲といえば、中田翔やブランドン・レアードの2枚看板だろう。2人でチーム本塁打の約半分を放っており、そのほとんどがホームラン。これも日本ハムの必勝パターンの一つと言える。

野球にはゲームの流れがある。「勝ってはいるが、なんとなく嫌なムード」や「負けながらも、押せ押せムード」といったものだ。こういうムードを一瞬で払拭してくれるのがホームランだ。今年も豪快な1発をこの2人には期待したい。

脅威の勝率10割投手 有原航平

2016年の日本ハムの勝ち頭といえば有原航平だ。昨年は新人王を獲得し、現在は6試合に先発。そしてなんと脅威の勝率10割をキープしており、当然ながら防御率は1点台。非常に安定した成績を残している。投球後も全くブレないドッシリとした下半身から繰り出されるストレートを見れば、この投手の強さがよくわかる。

今シーズンは「有原が投げれば負けない!」と言えるほど、有原が投げることそのものが日本ハムの必勝パターンになっている。