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2017年キャンプ・オープン戦総評【セ・リーグAクラス編】

2017 5/17 09:55Mimu
>バッターⒸShutterstock.com
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【読売ジャイアンツ】侍の正捕手はチームの救世主となるか

そんな中、巨人の選手でもっとも話題になっているのは、WBCに参加した小林誠司(こばやしせいじ)選手ですね。2013年のドラフト1位で入団した選手で、球界でも屈指の強肩を誇り、阿部慎之助選手の後釜として期待されていました。
しかし、やはり前任者の存在が大きすぎたのか、関係者やファンからは厳しい意見を浴びせられることも多く、今回日本代表に選出された際も疑問の声が上がっていたほどだった選手なのですが……。

しかし、ふたを開けてみれば侍ジャパンの正捕手を務め、キューバ戦では2安打1打点、中国戦ではホームランも放っています。守備面でも好リードを見せており、特にオーストラリア戦でストライクが入らない岡田俊哉(おかだとしや)選手(中日)に絶妙のタイミングで声をかけ、見事ピンチを切り抜けるというシーンも印象的でした。
第2ラウンドでも3試合すべてで安打・打点を記録、準決勝のアメリカ戦でも1安打を放っており、チームに欠かせない存在となったのです。はたして彼は苦しむ巨人の救世主となることができるでしょうか。シーズンに入ってからも注目ですね。

【横浜DeNAベイスターズ】ルーキーがチームの起爆剤となるか

続いては初のクライマックスシリーズ進出となった3位の横浜DeNAベイスターズのキャンプ・オープン戦を紹介しましょう。昨シーズンは多くの若手野手がレギュラーに定着しました。投手陣では山口俊選手がFAで移籍も、それ以外に目立った戦力ダウンはありません。
強いていうなら選手同士でよりレベルの高い競争ができるかというかというところが課題になるしょうか。新人選手の中にも、レギュラー組を脅かす選手が続々と出てきています。

やはり注目はルーキーの佐野恵太(さのけいた)選手です。2016年のドラフトでは9位指名というかなりの下位指名だった選手が、ここまでキャンプ・オープン戦と非常に良い結果を残しているのです。
広島の広陵高校から明治大学を経てベイスターズに入団。叔父に佐々木誠氏(現ソフトバンク3軍監督)を持つ、長打が魅力の一塁手です。このキャンプではフリーバッティングで特大のホームランを披露し、オープン戦でもホームランを放っています。大学時代はほとんどがファーストでの出場だったため9巡目まで残っていたのですが、これは大きな掘り出し物かもしれません。
ファーストにはアニモ・ロペス選手が、そしてオープン戦で主に守っているレフトにも筒香選手がいます。レギュラー獲得の道のりは簡単なものではありませんが、彼らに危機感を持たせるには十分すぎる打棒です。

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