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球団の新たな歴史を作る阪神・高山俊選手


華々しい成績を残したアマチュア時代

高山俊選手は中学生時代に船橋中央シニアでプレーしその後、名門日大三高(東京都)へ入学する。日大三高時代の高山選手は1年生の秋からレギュラーに定着。秋季東京都大会で打率.435の好成績を残し翌春の選抜に出場する。
春の選抜では打率1割台に低迷し東京都大会のような活躍ができない。そのような不振を経験し、夏の甲子園予選では出場機会はほとんどなく1打席のみに終わっている。最上級生となった3年時は不振から脱却し春夏ともに甲子園に出場。両大会ともに5割を超える活躍を見せ夏は全国制覇を果たす。当時のチームメートには横尾俊建(日本ハム)がおり高山選手は強打のチームの1番打者として活躍していた。
日大三高からプロ入りはせずに明治大学へ進学。1年春からレギュラーを掴み打率.417をマークし打率2位の成績を残す。その後も順調に安打数を積み重ね4年時には東京六大学記録の127安打を更新。シーズン終了までに131安打まで伸ばし、六大学の歴史に名を刻んだ。また、在学中の8シーズンで6度ベストナインに輝くなど大きな存在感を放っていたのだ。

前代未聞のガッツポーズが起きたドラフト会議

東京六大学野球で最多安打記録を更新し2015年ドラフトの目玉候補として取り上げられていた高山選手。ドラフト前の野球雑誌、新聞各紙ではヤクルトが獲得を狙っており高山選手もヤクルトを希望していると報道されていた。他球団も高山選手獲得を狙うところはなくヤクルトの単独一本釣りが大方の予想だったのだ。
しかし、ドラフト会議当日高山選手の名前が初めてコールされたのは大本命のヤクルトの指名順の前である阪神だった。予想通りヤクルトも高山選手に入札するが単独指名ではなかったため抽選となる。
抽選はヤクルト真中満監督、阪神金本知憲監督が両球団の代表として行った。ここでハプニングが起きた。 くじを引いて開封した真中監督がガッツポーズをしたのだ。金本監督は真中監督のガッツポーズを見てくじを開封することなく席に戻る。 真中監督はインタビューも受け高山選手に「慣れ親しんだ神宮球場で一緒に頑張りましょう」とメッセージを送った。
しかし、くじを改めて確認すると真中監督が引いたものはあたりではなくハズレだったのだ。2015年のドラフトではくじの半分にNPBのロゴが印字されており、もう半分に当たりくじのみ交渉権確定の文字が印字されている。真中監督は交渉権確定の印字がないにも関わらずNPBのロゴが印字されていたため当たりくじと勘違いしてしまったのだ。
この勘違いガッツポーズは大きく取り上げられ真中監督、ヤクルトのマスコットキャラクターつば九郎らがネタとして様々なところで披露している。 ドラフトで一悶着あったものの高山選手は阪神に入団が決まったのだ。

ヤクルト戦での初本塁打

高山選手が大学時代の聖地でありドラフト会議で一騒動あった神宮球場でのデビューは開幕2カード目となる3月29日からのヤクルト三連戦だった。1番左翼手として出場を果たした高山選手は初戦の最終打席でヒットを放ったものの、2試合が終わった時点で9打数1安打とヤクルト投手陣に抑え込まれていた。
ヤクルト真中監督の意地だったのかもしれない。しかし、並のルーキーではない高山選手は三連戦の最終戦に大爆発する。この試合が終わると阪神が神宮球場にやってくるのは5月末となっており2ヶ月近く試合がない。大学時代に応援してくれていたファン、そして神宮球場に足を運んでくれた阪神ファンに活躍を見せなくてはならなかったのだ。
その第三戦で高山選手はヤクルトの先発カイル・デイビーズ選手が投じた真ん中高めの初球を一振り。すると、打球はヤクルトファンで埋まるライトスタンド中段に吸い込まれる。プロ初本塁打を神宮球場で放つところが高山選手の凄さかもしれない。この試合でプロ初となる猛打賞を記録し6打数4安打の大活躍。大きくニュースでも報じられたのだ。

球団新人最多安打記録を更新

高山選手はスタメンを外れることはあったものの前半戦を打率.274、2本塁打、31打点、5盗塁の活躍を見せオールスターゲームにも出場する。ファン投票で外野部門3位に入りオールスターに選出されるが阪神の新人ではエース藤浪晋太郎選手以来の出場となった。野手に限ると1992年にファン投票で出場した久慈照嘉(くじてるよし)現阪神一軍内野守備走塁コーチ以来24年ぶりの快挙だった。
しかし、順風満帆ではない。打率3割にも届いておらず二桁本塁打も放っていなかった高山選手が選ばれたことでネガティブなコメントが聞こえたりもした。しかし、8番右翼手で第1戦に出場し安打を放つなど結果を残し周囲を納得させたのだ。
シーズン終盤になると高山選手が球団の新人記録を塗り替えていく。9月30日には球団新人記録となる136安打を放つ。それまでの球団記録は坪井智哉現DeNA打撃コーチが『振り子打法』で首位打者を争った1998年に記録した135安打だった。
また、球団新人最多猛打賞も同年の坪井選手が11度の記録を保持していたが高山選手は13度達成したのだ。9月19日に13度目の猛打賞を達成してからはプロ野球新人タイ記録となる14度目を目指するが惜しくも届かなかった。
新人で14度の猛打賞を達成していたのは『ミスタープロ野球』こと長嶋茂雄氏だったこともありシーズン終盤は長嶋氏と比較される報道が続いた。 あの、長嶋氏と肩を並べる一歩手前までの記録を残した高山選手はやはり大物になる資質があるのかもしれない。

大差をつけて新人王を獲得

入団1年目からスタメンで出場を続けた高山選手。シーズンを通して134試合に出場、打率.275、8本塁打、65打点、5盗塁の成績を残す。この結果、新人王投票でも2位の今永昇太選手(DeNA)の32票に大差をつける220票を獲得。見事新人王に選ばれた。
阪神の新人王は2007年に上園啓史選手(現BCリーグ・滋賀ユナイテッド監督)が獲得しており9年ぶりの受賞だ。野手に限ると2001年の赤星憲広選手まで遡り15年ぶりのこととなった。
新人王を受賞した高山選手は2017年シーズン以降、より一層他球団のマークはきつくなり厳しいコースを責められる打席も増えるだろう。それらのプレッシャーに負けず2年目以降の活躍にも期待する。

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