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【球史に名を残した偉人達】名選手、名監督にあらずを覆した王貞治監督

2017 4/12 20:20cut
>バッターⒸShutterstock.com
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WBCで初代王者に

2006年に第1回が開催されたWBCで監督を務めたのは王監督だった。初めての国際大会となった同大会で王監督はメジャーリーガーを招集する意向を示す。
イチロー選手(マリナーズ)、松井秀喜選手(ヤンキース)の共演をファンも心待ちにしており王監督に期待を寄せた。しかし、松井選手は出場を辞退。その他のメジャーリーガーも開幕前ということで軒並み辞退したのだ。メジャーリーガーはイチロー選手、大塚晶則選手(レンジャーズ)の2名となってしまう。
しかし、王監督は国内組から精鋭を集め本大会に挑む。 1次リーグを2勝1敗で突破しアメリカへ乗り込んだ日本代表は2次リーグの初戦で強豪アメリカと対戦。このアメリカ戦は「世紀の大誤審」と呼ばれる出来事が起きた。 犠牲フライによるタッチアップで生還した得点が覆り認められなかったのだ。これは前代未聞のことで王監督も猛抗議をする、しかし、判定は再度覆ることなく得点にならない。その1点が大きな分かれ目となりサヨナラ負けを喫してしまった。
続くメキシコには6-1で勝利したものの韓国に1-2で敗れ自力での準決勝進出はなくなる。しかし、同リーグで準決勝進出を争っていたアメリカがまさかの敗退。日本が準決勝に進むこととなったのだ。 王監督は準決勝で韓国、決勝でキューバを破り初代王者に輝いた。 この優勝で王監督率いる日本代表は、日本プロスポーツ大賞に輝くなど日本のスポーツ界に大きな足跡を残したのだ。
王監督は巨人の監督時代、ダイエーの監督時代前期と不遇な時代を過ごしたが持ち前の忍耐力で耐え忍び結果を残すことに成功した。また、日本代表という国民の期待を背負ったチームでも成果を出し「名選手、名監督にあらず」という言葉を覆してくれたのかもしれない。 現在はソフトバンクの会長と立場は変わったが球団を超えてプロ野球界の発展に務めている。

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