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変化できることが強み?ダルビッシュ有のピッチングスタイル

2017 4/12 20:20Mimu
野球ボール,ⒸShutterstock.com
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2年目には初の2桁勝利 チームの中心選手へ

プロ入り後も1年目から5勝を挙げる活躍を見せる。2年目の2006年には12勝をあげ、一気にチームの中心選手へと駆け上がった。
しかし、このあたりから少し投球スタイルが変わってくる。高校時代までは決め球として使っていたシンカーを使わなくなり、かわりにチェンジアップやフォークボールが増えていったのだ。本人曰く肘に負担がかかるとのことだが、これまでの決め球をあっさりとあきらめ、しかも新しい球種を短期間でプロに通用するにまで仕上げるのだ。当時まだ20歳ながら器用なところを見せていく。

次々に変化球を取得 その日によって1番いい球で投球を組み立てる

その後も次々と球種は増えていった。カットボールや縦のスライダー、スプリット・フィンガー・ファストボール(SFF)、ワンシーム、高速チェンジアップ、スローカーブなどなど。驚くべきなのは、そのすべてのボールが決め球として使えるレベルにあるということだ。普通はどれだけ器用な選手でも、これだけの球種を実戦投入している方は多くない。どうしても腕の振りに癖が出てきてしまったり、コントロールが甘くなってしまったりしてしまうからだ。しかし、ダルビッシュ選手はこれだけの球種をしっかりと操り、ピッチングを組み立てていた。
また、これだけの球種を1試合の中で使うのではなく、その日に1番いい球を軸にピッチングを組み立てていくという。ある日はスライダーを中心に投げたり、またある日はカーブやチェンジアップを多く使ったり。たとえ他の球があまりよくなくても、それ以外の球で押さえることもできる、これが日本時代のダルビッシュ選手のピッチングスタイルだった。調子の悪い日でも大崩れすることはなく、きっちり中盤まで試合を作ることができる投手だった。こういった高いアドリブ力や修正能力が、ダルビッシュ選手の最大の武器であり、プロで成功できた要因だろう。

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