「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

首位浮上の阪神はデュプランティエが来日初勝利狙う、68年ぶり屈辱の巨人は石川達也で虎狩りなるか

2025 4/26 11:00SPAIA編集部
阪神デュプランティエと巨人・石川達也のインフォグラフィック
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

2試合で防御率0.82のデュプランティエ

阪神デュプランティエと巨人・石川達也のインフォグラフィック


阪神のジョン・デュプランティエが26日の巨人戦(甲子園)に先発する。

来日1年目の今季は2試合に登板して勝ち星はついていないが、防御率は0.82。降雨ノーゲームとなった4月10日のヤクルト戦も3回2死まで無安打に抑えていた。5回3失点(自責0)だった前回19日の広島戦から中6日でのマウンドとなる。

193センチの長身から投げ込むストレートは平均150.7キロ。カットボール、カーブ、スライダー、チェンジアップも使い分け、バランスの取れた実戦派だ。

メジャーでの実績は19試合で1勝4敗1セーブにすぎないが、名門ライス大学出身のインテリで数学や化学が得意。高い学習能力で日本の野球にも順応しそうだ。

5連勝で首位浮上の阪神。デュプランティエの来日初勝利で連勝を伸ばすことができるか。

緩急自在の投球で防御率1.89の石川

一方、巨人は石川達也が先発する。昨オフにDeNAを戦力外となり、巨人入りした今季は開幕ローテーション入りして4試合で1勝2敗、防御率1.89と上々の成績を残している。

平均143.8キロのストレートと118.3キロのチェンジアップ、114.5キロのカーブなど約30キロの緩急を駆使した投球は見事。カットボールやスクリューボールも使って打者に的を絞らせない。

阪神戦は4月6日(東京ドーム)に登板して敗戦投手になったものの、5回1安打1失点と内容は悪くなかった。ただ、24日も8号3ランを放つなど好調の佐藤輝明には十分な注意が必要だ。

2003年以来22年ぶりに開幕から阪神に4連敗中の巨人。2003年は初戦で引き分けたため、4戦4敗は1957年以来68年ぶりの屈辱だ。連敗ストッパーとして石川にかかる期待は大きい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
DeNA・A.ケイ-広島・床田寛樹(横浜)
中日・松葉貴大-ヤクルト・奥川恭伸(バンテリンドーム)

【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-ロッテ・小島和哉(エスコンフィールド)
楽天・内星龍-ソフトバンク・大関友久(楽天モバイル)
西武・隅田知一郎-オリックス・A.エスピノーザ(ベルーナドーム)

【関連リンク】
プロ野球AI勝敗予想
バックスクリーン3連発から40年…1985年以来の阪神生え抜き選手30本塁打は達成できるか
巨人・石川達也がプロ初勝利を挙げた要因、同じ腕の振りで投げ込む26キロ差の直球とチェンジアップ