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プロ野球のドラフトとは?ドラフトの仕組みを分かりやすく説明します

2017 3/3 18:51
野球 ドラフト
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Photo by JIPEN/Shutterstock.com

プロ野球のドラフト会議は毎年秋に行われる。 ドラフト会議を耳にしたことはあっても、詳しいルールまでは知らない方のために、2016年のドラフトの仕組みをエピソードも交えながら、わかりやすく解説する。

ドラフト会議は新人選手選択会議

ドラフト会議の正式名称は、新人選手選択会議だ。「新人選手」に該当するのは、主に高校生、大学生、社会人で、日本のプロ野球球団と選手契約を締結したことのない選手たちだ。日本高等学校野球連盟および全日本大学野球連盟に所属する選手に関しては、各連盟からプロ野球志望届を提出したと公示された選手のみ指名することができる。
ドラフト会議では、プロ野球の12球団が獲得したい選手を指名し、その選手と契約する「交渉権」を得る。選手が入団したい球団を指名することはできない。2016年のドラフト会議は10月20日に行われ、87名の選手が指名を受けた。

選手指名の手順

2016年は各球団が4名から10名の選手との交渉権を獲得したが、一度に複数の選手を指名するわけではない。指名できるのは、1回につき1人だけだ。1巡目、2巡目、3巡目……と指名は繰り返される。
1巡目に限り、各球団が一斉に選手を指名する。複数の球団が同じ選手を指名した場合は抽選となり、抽選で当たった球団が交渉権を得る。抽選に外れた球団は再度入札となり、指名が重複したら再び抽選となる。2016年の1巡目は3回目の入札で全球団の指名選手が確定した。

「ドラフト1位」は注目の的

ドラフト会議で最も注目されるのが、この1巡目だ。メディアはドラフト会議が近づくと、誰が1位で指名されるかを予想する。2016年は、創価大学の田中正義投手が5球団から指名され、抽選で当たったソフトバンクが交渉権を獲得した。
2球団が明治大学の柳裕也投手を指名し、中日が交渉権を得た。注目選手の1人だった桜美林大学の佐々木千隼投手は、1巡目の1回目で指名されず、2回目で5球団が佐々木投手を指名する展開となり、ロッテが交渉権を獲得している。

2巡目は公式戦の最下位球団から指名

2巡目以降は抽選はなく、2016年度セ・パ公式戦の成績で指名する順番が決まる。また、2016年度のセ・パ交流戦で勝ち越したパ・リーグは、セ・リーグより先に指名する権利がある。
2巡目は「球団順位の逆順」、つまりパ・リーグの最下位球団が1番に指名でき、以下、セ・リーグ最下位、パ・リーグ5位、セ・リーグ5位……の順に指名する。3巡目の指名は「球団順位」で行われ、4巡目は「球団順位の逆順」、5巡目は「球団順位」と交互に繰り返される。2巡目以降は、自分の球団が求める選手を他球団が指名しても、黙って見守るしかない。

交渉の行方

球団はドラフト会議の翌年3月末日までに指名した選手と選手契約を締結できなかった場合、その選手との交渉権を失う。2016年、日本ハムファイターズに6位で指名された履正社高校の山口裕次郎投手が入団を拒否した。山口投手はドラフト会議が行われる前から、ドラフトで4位以下の指名を受けた場合、JR東日本に就職すると明言していた。
2016年に大活躍した大谷翔平選手は2012年、ドラフト会議で日本ハムから1位指名された。大谷選手はメジャーリーグへの挑戦を表明しており、入団を拒否したが、日本ハムの熱心な説得が実を結び、日本ハムに入団している。

まとめ

2016年のドラフト会議は、左投げの高校生投手が揃っていたり、時速150キロをマークする投手が複数いたりしたため、豊作と言われた。 晴れてプロの球団のユニフォームを着ることになった選手たちは、どんな活躍を見せてくれるのだろうか。

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