日本プロ野球界の永久欠番とは?
背番号を用いるスポーツなどでは、その歴史や、チームの勝利に大きく貢献したり、功績を残した選手を讃えるとして、その時に使用していた背番号を『永久欠番(Retired number)』として、チームや団体の中で、その選手だけが使用できる背番号として、他の選手が使わない「欠番」になった番号のことを指す。
日本プロ野球界でも、戦前に始まった創生期を盛り上げてきた選手や、日本の野球の歴史を大きく変えるような記録を残してきた選手たちが「永久欠番」として指定されている。現在全球団で17個の番号、選手が指定されている。
準永久欠番 背番号18 三浦 大輔選手
ハマの番長として1992年、大洋ホエールズに入団してから25年間、ずっと横浜一筋でプレーしてきた三浦選手は今シーズン、2016年で現役引退を表明した。ベイスターズは、この背番号18を準永久欠番「横浜ナンバー」として指定することを決定している。
三浦選手は、『NPB(日本野球機構・日本プロ野球)の現役最年長選手』『横浜大洋ホエールズ時代に在籍した最後の選手』として、ベイスターズ一筋でチームの活躍に貢献してきた。また、2016年には、「プロ野球公式戦において、投手が安打を放った最多連続年数」というギネス世界記録を達成している。
今後は球界の外側から野球に。
入団以来25年間横浜一筋で球団を支えてきた三浦選手、オーバースローからの球速は平均約139km/h、ストレートの最速148km/h、さまざまな変化球、カットボール、フォーク、スライダー、シュートなどを巧みに投げ分ける技巧派投手としても有名だ。
特に、他の投手にないとされる、90km/h以下のスローカーブは最大の武器であり、2014年からは一軍の投手コーチも兼任されていた。現役引退とともにコーチの退任も発表され、今後は球界の外側から、野球に携わった活動を広めていく予定の三浦選手。今後の活躍にも期待したい。
失効・消滅した永久欠番 100
球団に貢献した複数の著名人を『背番号100』として1997年から指定していた横浜ベイスターズ。この背番号100に初めて指定されたのは、元宜野湾市市会議員の桃原 功氏だ。
2013年に育成ドラフト1位に指名された、スリークォーターからの最速147km/hの速球と、キレのあるスライダー、数多くの変化球も得意とする、今井 金太選手の使用が決定し、著名人を対象にした『背番号100』の永久欠番は失効した。
まとめ
日本プロ野球においての永久欠番、そして横浜DeNAベイスターズの永久欠番、準永久欠番についてまとめた。25年間ベイスターズを支えてきた三浦選手の引退は寂しいだが、来シーズンもベイスターズの益々の活躍を期待したい。