中日ドラゴンズで永久欠番に指定された、歴史に名を残す選手たち|【SPAIA】スパイア

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中日ドラゴンズで永久欠番に指定された、歴史に名を残す選手たち


野球

Photo by Andrey Yurlov / Shutterstock, Inc.

戦前、戦後の日本プロ野球界の創成期を支えた偉人とも言える、中日で永久欠番に指定されている2つの背番号。期間限定の欠番があったとして語られる、チームの勝利に貢献し、今尚語られる偉大な選手たちを紹介したい。

背番号10 服部 受弘氏

1939年、当時の『名古屋軍』に入団し、1941年には本塁打王を獲得。途中、世界大戦中には応召を受け軍務につき、戦後1946年に復帰を果たした。この歳から投手に転向し、カットボールを使い、5年連続で10勝を超える記録を残した。
1954年には球団初のリーグ優勝、そして日本一として輝き、その勝利に貢献した。戦前、戦後の過酷な環境下で日本プロ野球界の創世期を支えてきた服部氏の背番号10は中日ドラゴンズの永久欠番として指定されている。コーチ、助監督を現役選手として兼任することもあった。

背番号15 西沢 道夫氏

服部氏同様、西沢氏も、戦前、戦後の日本プロ野球界を作り上げ、発展に貢献してきた選手だった。戦前では珍しい182cmの長身を活かした速球で、1942年にはノーヒットノーランを記録。世界大戦中は応召をうけ、兵役中に肩を痛め、ロッテの前身であるゴールドスターに移籍、打者として活躍することとなる。
また、1950年には、5本の満塁ホームランを決め、現在でも日本記録となっている。服部氏の10番、西沢氏の15番2つのみが、現在中日ドラゴンズの永久欠番として指定されている。

期間限定欠番 背番号18 村松 幸雄氏

学生時代に東海地区で一番強い投手として名を馳せていた松村氏は、1939年、中日ドラゴンズの前身である『名古屋軍』へ入団し、2年目には21勝をあげるなど、エース投手として、チームの勝利に貢献、活躍していたが、1942年、世界大戦中に士官学校へ召集され、軍務につくこととなる。
1944年、グアム島にて、24歳の若さで戦死、現役復帰を待ち望んだファンやチームメイトからも惜しまれ、戦後1948年まで、彼の背負った18番を使用する選手は出なかった。

期間限定欠番 背番号26 石丸 進一氏

1941年、まさに激動の時代にプロ野球界に入団、兵役を免れるため、現役選手として活躍しながら、大学にも在籍するなどして、チームの勝利に貢献してきた選手だった。
すでに兵役中だった兄の石丸 藤吉氏の代役として内野手として活躍し、藤吉氏の復帰後、1942年には投手として出場、現在の横浜DeNAベイスターズの前身となる『朝日』戦では、初登板・初先発で2安打完封勝利を挙げるなど、チームの勝利に貢献してきたが、1944年、学徒出陣によって召集。神風特別攻撃隊隊員として戦死した唯一のプロ野球選手で、彼の使用した背番号26は、村松氏の背番号18と共に戦後数年間欠番となった。

期間限定欠番 背番号26 加藤 斌氏

栃木県、作新学院高校在学中、夏の甲子園の直前にエースの八木沢荘六氏が赤痢に倒れた。代打投手だった加藤氏の活躍もあり、学園史上初の春・夏甲子園連覇を成し遂げると、加藤氏にプロ野球各球団からのオファーが殺到する。卒業後に中日ドラゴンズに入団することとなった。
入団後は1年目から一軍投手として登板し、同年に初勝利も挙げており、更なる活躍が期待されていたが、プロ2年目のシーズンを終え、休暇で帰郷していた際、凍結した道路を運転していた際にハンドル操作を誤ってしまい、民家の塀に衝突、20歳の若さで、そのまま帰らぬ人となってしまった。背番号26は暫くの間欠番として空いていたが、後に谷 哲男が使用している。

まとめ

中日ドラゴンズの永久欠番に指定される番号とその選手たちのエピソードを紹介した。世界大戦前後の、激動の時代に日本プロ野球創生期を支えた選手たち。過酷な状況下でも日本一に輝いた中日ドラゴンズの栄光はとても輝かしいものだ。

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