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歴代ドラフト1位の選手〈2〉横浜DeNAベイスターズ編

2017 2/21 19:13
野球
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Photo by Keeton Gale / Shutterstock, Inc.

横浜DeNAベイスターズの将来楽しみな現役の若手選手や、大洋ホエールズの頃からの活躍の名選手たちの中からドラフト1位入団選手をピックアップして紹介する。

横浜DeNAベイスターズの前身からメジャーを渡り歩いた 斉藤隆氏

1991年に入団をして、1993年には先発ローテーションに定着。1996年にプロ入り初の2桁勝利をあげて、最多奪三振のタイトルや月間MVPも獲得した。1998年には、38年ぶりのリーグ優勝や日本一に貢献をし、日本シリーズでは、優秀選手に選ばれ、セ・リーグのカムバック賞を受賞した。
2006年から、ロサンゼルス・ドジャースで15試合連続無失点を記録、球団新人記録となる24セーブ目を挙げ、日本人投手初となる月間最優秀救援を受賞した。2009年からは、ボストン・レッドソックス、アトランタ・ブレーブス、2011年には、ミルウォーキー・ブルワーズ、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと渡り歩き、2012年に、東北楽天ゴールデンイーグルスで日本球界復帰して、2015年に現役引退するまで活躍した。

歴代3位タイの記録7年連続打率3割達成者 内川聖一選手

1年目の2001年には高卒ながら一軍を経験したが、その後体調不良などもあったが、2004年には開幕スタメン出場して自己最多の17本塁打を打った。2008年には一塁手レギュラーを獲得して、最多安打、最高出塁率など守備と合わせて打撃でも成績を残した。その後、2010年に福岡ソフトバンクホークスへの移籍を表明し、2011年には、自身2度目となる月間MVPや自身2度目で、史上2人目のセ・パ両リーグでの首位打者を獲得した。
2013年には、通算3度目となる月間MVPや3年連続5度目のベストナインを受賞した。2014年も、打撃が好調で、リーグ優勝やクライマックスシリーズ制覇で日本一に貢献をした。2015年も、キャプテンで4番打者として優勝に貢献をした。この他にも、WBCや侍ジャパンの日本代表に選出されている。

横浜DeNAベイスターズと読売ジャイアンツで選手会長 村田修選手

日本大学経済学部から2002年に入団をして、二塁手や三塁手の守備につき、9月には月間で10本塁打を打ち、新人最多記録となった。しばらく成績不振な時期があったが、2007年は、2年連続となる30本塁打・100打点を達成した。2008年は、北京オリンピック野球日本代表に選出され、本塁打数を球団新記録の46とし、2年連続の本塁打王を獲得した。
2009年からは選手会長を務める事となり、WBCにも参加をして、優勝を果たしている。 2010年は通算250号本塁打と7年連続となる20号本塁打を達成した。翌年、2011年読売ジャイアンツへの移籍を発表し、2012年には、全試合出場を果たし、自身2度目のベストナインを獲得した。2013年には、第18代選手会長に就任し、自身初めて三塁手部門でゴールデングラブ賞を受賞した。

未来を担う 筒香嘉智選手

横浜高校から、2009年に入団。1年目の2010年の10月には1軍デビューをして1軍初安打となるソロ本塁打を放ち、2011年には2軍の本塁打王に2年連続で輝くなど、早くから大器の片鱗を見せつけていたが、その一方で多くのケガも経験した。2014年にも、5番左翼で開幕スタメン出場。ケガに泣かされながらのシーズンだったが、得点圏打率は両リーグトップの成績を出し、勝負強さを見せた。
2016年には、日本プロ野球初となる3試合連続マルチ本塁打を達成した。球団の左打者歴代最多の本塁打記録を66年ぶりに更新したり、40号本塁打の大台に載せたり、自身初の打撃タイトルとなる本塁打王を獲得と、打点王と合わせて打撃二冠に輝いた。得点圏打率もリーグトップを記録し、今後の横浜DeNAベイスターズを担っていく選手だ。

小さな大魔神 山崎康晃選手

小さな大魔神の愛称で呼ばれる山崎康晃選手は、帝京高校では夏と春の甲子園大会に出場し、その後亜細亜大学へ進学、2014年に入団した。1年目の2015年のオープン戦での中継ぎとしての成績から、クローザーに任命され、軍公式戦でも月間で10セーブのNPB新人投手記録を樹立して、その年のオールスターゲームに抑え投手部門のファン投票1位で選出された。後半戦には、シーズン2度目の8試合連続セーブや、32セーブのNPB新人投手記録を樹立して新人王に選出された。
翌年2016年のレギュラーシーズン全体では、通算33セーブで2年連続のシーズン30セーブを達成し、入団1年目から2年続けて一軍公式戦で30セーブを記録したのは初めてだった。クライマックスシリーズでは第1戦と第3戦でセーブを挙げ、ファイナルステージへの進出に貢献した。

まとめ

年代を追って、横浜DeNAベイスターズの歴代ドラフト1位の名選手たちや、現在活躍中の選手たちも紹介した。今後も名選手たちが生まれるのが楽しみだ。